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temptation【不二周助】 ページ10

「ねえ、不二君。私の彼氏になってよ」
「……僕には彼女がいるから。可愛い、可愛い、彼女が」
「ふーん?あっそ。まあいいや。……このドリンク、飲んで。乾君の新作だって」
「……分かった」

僕は言われるがまま、ドリンクを飲んだ。



「……っ!?」

何だ、この感じ。
あの女が、頭から離れない。

嘘だ。
僕には、可愛い彼女がいるんだから。

それなのに…‥

今は、あの女の事しか考えなれない。

「……フフッ。どう?不二君。乾君が調合した、特製ドリンクは」

「……おいしいよ、この上ないくらい」

僕は、何を言っているんだ。

「よかった。不二君なら、そう言うと思ってた」

ああ。

知ってしまった。

僕はこの女の事が好きになったんだ。

彼女がいるにも、関わらず。

「……愛してる、キミの事。誰よりも」
「私も。……周助」


「……んっ、……はあっ……」

キスというのは……こんなにも濃密で、心地よいものだったっけ。

Aとしたキスは、優しいキスだった。

でも、この女とのキスは違う。

激しくて、濃密で、心地よくて、体が高揚する。


「……続きは家で、ね?」
「フフ、お望みどおりに」

最愛のきみへ【丸井ブン太】→←*解説



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spark(プロフ) - ちろさん» ありがとうございます!自分で書いててマジで柳さんが王子様に見えてきた…///これからもリクありましたらじゃんじゃんお願いします! (2019年1月1日 14時) (レス) id: 90c4c16584 (このIDを非表示/違反報告)
spark(プロフ) - ももいちご。さん» 大丈夫です!ボードなら見れますので、待っています! (2018年12月30日 11時) (レス) id: fff401854f (このIDを非表示/違反報告)
ももいちご。(プロフ) - sparkさん» ボードじゃダメですか?こちらだと少し言いにくいので…… (2018年12月30日 11時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
spark(プロフ) - ももいちご。さん» すみません!コミューを見たのですが、どこにも無くて…!長くなっても構いませんので、こちらのコメ欄にて感想、お願いします! (2018年12月30日 11時) (レス) id: fff401854f (このIDを非表示/違反報告)
spark(プロフ) - 了解です!今見ますね! (2018年12月30日 11時) (レス) id: fff401854f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:spark | 作成日時:2018年12月6日 18時

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