検索窓
今日:24 hit、昨日:4 hit、合計:14,080 hit

NO.43 ページ48

放課後。私と蓮二は手を繋いで帰る。
普通だったら嬉しいはず。だけど今の私は、「嬉しい」と思えない。
どうして?好きな人と一緒にいて、手も繋いでいるのに。
そんな私の様子に気付いたのか、蓮二が声をかけてきた。

柳「A」
A「……ん?何?」
柳「少し眼を閉じていろ」
A「どうして?」
柳「いいから。俺の言うとおりにしろ」
A「うん……」

何だろう…。
蓮二は何をするんだろう?
マジックとか?

___その時、唇に暖かい感触。
そっと瞼を開けると、蓮二の顔がものすごく近くにあった。

A「蓮二?今、何したの?唇に何か当たったような感触があったんだけど……」
柳「気づかないか?俺はキスをしたんだ」
A「……え?」
柳「フッ……頬が赤いぞ」
蓮二に言われて慌てて頬を手で覆う。
すると蓮二はまたクスクスと笑い始めた。

A「するって言ってよ……」
柳「言ったらお前が唇を隠す確率は98%だったからな。違うか?」
A「……その通りです」
柳「やはりな」

蓮二は時々いたずらをするが、今回は少々いきすぎではないだろうか。
そんな事を思いながら、蓮二と私は笑って手を繋ぎながら家へと帰った。

NO.44→←NO.42



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
20人がお気に入り
設定タグ:テニプリ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:spark | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月9日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。