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NO.43 ページ48
放課後。私と蓮二は手を繋いで帰る。
普通だったら嬉しいはず。だけど今の私は、「嬉しい」と思えない。
どうして?好きな人と一緒にいて、手も繋いでいるのに。
そんな私の様子に気付いたのか、蓮二が声をかけてきた。
柳「A」
A「……ん?何?」
柳「少し眼を閉じていろ」
A「どうして?」
柳「いいから。俺の言うとおりにしろ」
A「うん……」
何だろう…。
蓮二は何をするんだろう?
マジックとか?
___その時、唇に暖かい感触。
そっと瞼を開けると、蓮二の顔がものすごく近くにあった。
A「蓮二?今、何したの?唇に何か当たったような感触があったんだけど……」
柳「気づかないか?俺はキスをしたんだ」
A「……え?」
柳「フッ……頬が赤いぞ」
蓮二に言われて慌てて頬を手で覆う。
すると蓮二はまたクスクスと笑い始めた。
A「するって言ってよ……」
柳「言ったらお前が唇を隠す確率は98%だったからな。違うか?」
A「……その通りです」
柳「やはりな」
蓮二は時々いたずらをするが、今回は少々いきすぎではないだろうか。
そんな事を思いながら、蓮二と私は笑って手を繋ぎながら家へと帰った。
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