銀魂　　〜永遠に優しき紅い血〜　（夜兎）

１５＊ビニール傘の方が意外と丈夫だったりしね？ ページ17

ー春雨宇宙船にてー


阿「ほらよ団長。ちゃんと紅の入隊手続きしてきてやったぜ。」


紅と一緒に神威の部屋に入ってくる阿伏兎。少女とおっさん。親子に見えないこともない。


血だらけになった肌は透き通るように白くなっており、真っ白のチャイナ服に着替えている紅。やはり美少女だ。


威「お疲れ様〜阿伏兎ー＾＾」


阿「・・・・。あっそう言えば今から仕事入ってたぜ」


威「えーー何の？」


阿「地球のタカスギのところに行けってさ。」


紅「フフ...地球・・・・？」


さっきまでボーっとしていた紅が地球と言う言葉に反応したのか突然口を開いた。


威「うん、そうだよ。紅も一緒に来るかい？」


阿「お、おい団長！」


カチッキリッギリッ


何かいやな音が部屋を響かせる。
紅は爪を噛みながら不適な笑みで神威の顔を見つめる。なんとも不気味だ。


威「よし！じゃあ行こっか！！あっ紅は傘が壊れてたんだっけ？」


阿「あぁ。何故だか知らんがビニール傘だったからな。つーか紅ってそもそも夜兎なのか？」


威「何でビニール傘だったのか俺には分かんないけど肌とかあの戦闘能力は夜兎以外はいないと思うけどな〜。」


そう言いながらガサゴソとタンスの中を漁る神威。


威「あった！あった。はい、この傘あげるヨ！地球は日が強いからね＾＾」


渡したは真っ黒な傘。ちょいと古そうだが神威や阿伏兎が持っている傘の色違いか何かだろう。


――――――


威「じゃあ出発！＾＾」


３人は地球へと向かった。

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