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残り2イニングで5点差、これは試合が決まったかと言われてる中マウンド上では…
梅宮「ペナルティって！！励ましに来たんじゃねーのかよ！」
「1点につきグラウンド10周だって！南朋くん鬼！」
梅宮「お前ら笑ってる場合かー？絶対連帯責任って言われるぞ」
「南朋くんならありえる…」
ワイワイとそんなやり取りをしている鵜久森
どうやら松原がペナルティで1点とられたらグラウンド10周とマウンドにいる梅宮に伝令を送ったようだ
劣勢を強いられてるというのにこの鵜久森らしい明るい空気は稲実のときも
福田「俺たちの試合でもこの感じはあったよな」
樹「はい」
稲実との試合の最中、今回と同じように梅宮と他の選手が輪になって話し合ってる時だ
一瞬だけ梅宮が樹の方を見ては不敵な笑みを浮かべたのだ
それを見た樹は恐怖を感じ、今もそれが記憶に残っている
樹「自分はそれがすごく不気味に感じました」
試合の流れは、主導権は完全に青道
追い込まれているのは鵜久森
そんな状況だが次第に観客は鵜久森に対して声援を送り始めた
諦めるな、頑張れと。
試合の流れは青道に引き寄せられているが鵜久森は観客を味方につけている。
梅宮(諦めるなって、誰が？)
梅宮(1度野球から離れた俺が、今現場でこれだけの緊張感を味わえてんだ)
打たれて悔しいと思っても勝負から逃げるつもりは無い
打席に立った麻生に向けて投げた球は打ち返されるものの守備が繋ぎアウトに
梅宮(諦めるなんて1番簡単で1番つまんねぇことだよ、そうだろ？南朋)
観客を味方につける鵜久森のエースのピッチング
諦めるなんてことはしないし、まだまだ負けるつもりはない
青道が最初に鵜久森を追ったように必死に追いかけてくる。
御幸「いい投手だよな、スタンドが応援したくなるのもわかる」
御幸「お前もこの試合で一気に殻を突き破れるか」
攻守交代、降谷が変わらずマウンドに立つ
この試合で降谷は一気に殻を突き破り新たな強みを手に入れることができるのか
御幸の後を追いマウンドへ向かう
A(降谷くん、8回でも投げるんだ…こんなに長いこと投げるのを任されたのは初めて？)
監督に投げられるのか聞かれた降谷が最後まで投げさせてくださいと直々に話をすると
返ってきたのは…
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作者名：ちあき | 作成日時：2020年7月14日 9時
