レッド・ローズとカクテル 7 ページ28
「アーサー!それにみんな、いつの間に…」
バーの裏側から、Aが顔を出した。
「 A様。『良い子』で待っていましたか?」
「…ええ」
アーサーの問いかけに、Aはふっと笑うと、
「でも」と続けた。
「ここのオーナーの二人は、私を雇いたいみたいだけど」
「ま、俺たちはオーナーじゃないけどね。だから取引だよ。この娘と、ルビー。どっちを取るの?」
フェリシアーノは言った。
「Aに決まってるだろ!」
「アーサーさんに言わせるまでもないよ」
「はい、異議なしです」
3人が声をそろえた。
「だ、そうだ。こっちからしてみればお前らの経営事情なんて知りもしないからな。
…大人しくA様を返せ」
「…わかったよ」
「ねえ、フェリシアーノ。それにロヴィーノ。
私、たまにならここに来て働いてもいいよ」
その言葉に、全員が目を丸くした。
「今、なんと…!?」
「うん。私、たまにここでバイトしたい。歌も久しぶりに歌ってみたら楽しかったの」
「ヴェ、その言葉ホント…?」
「本当だよ。だから、拉致するのはやめてほしいかな」
「勿論だぞ!」
それまで黙っていたロヴィーノがぱっと笑顔になった。
「じゃあ、ルビーはそのままで。ハイ、これ連絡してね」
「A様っ…!」
「アーサー、我慢なさい」
「うちのオーナーも喜ぶよ!また連絡するね、ベッラ!」
「Grazie♡」
「な、なんか話がうまく行き過ぎないかい…?」
Aは双子に投げキッスをすると、
まだ顔に疑問が残るもう片方の双子と、狐と、不満顔の執事とともに、バーを後にした。
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奏理奈(プロフ) - 元気そうで良かったです(*^^*)次の更新を楽しみにしてます! (2017年12月29日 18時) (レス) id: ea9afaeba3 (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - 奏理奈さん» ありがとうございます!忙しいのですがなんとか時間を作って来れています(っ´ω`c)コメントありがとうございます〜! 奏理奈さまもお体に気をつけてくださいませ〜(*´`) (2017年12月29日 0時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
奏理奈(プロフ) - 最近更新早いですね!嬉しいけどお身体にきおつけてください(*^^*)ここで止められると続きめっちゃ気になります! (2017年12月28日 18時) (レス) id: ea9afaeba3 (このIDを非表示/違反報告)
奏理奈(プロフ) - 久しぶりにアーサーメインですね!ルート導入による先のてんかいが楽しみです!更新頑張ってください(*^^*) (2017年12月27日 20時) (レス) id: ea9afaeba3 (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - めりかなさん» アーサー「おかえりなさいませ、主。こんな時間まで夜更かしして…私と過ごすのを待っていたのですか?ああ、プレゼントはいつもの3倍の賃金で結構ですよ。二人きりで、良いクリスマスにしましょうね?」 (2017年12月25日 0時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/hometotop/
作成日時:2017年10月3日 0時