執事とおやすみ 1 ページ29
「あーあ、結局ルビーはなしかあ」
宿のフロントで、アルフレッドが呟いた。
「仕方ないよ…ってあれ?僕達の犬の変化が__
解けてる?」
二人は慌てて菊の方を見ると、
彼はにこりと笑った。
「ええ。お二人とも、今回のルビーに関しては十分というほど活躍致しましたから」
「で、でも、ルビーは結局ないし、僕達は何も」
そう言いかけてマシューが見たものは、
「貴方が言うルビーはこれかな?マシュー」
Aが親指と人差し指でつまむ小さなそれは、
確かに誘惑のルビーだった。
「!ど、どこで!」
「どこでって、もちろんあのバーから」
くすりと笑うA。
アーサーは黙ってそばに控えていた。
「Aさんが、ルビーをすり替えていたんですよ。
彼女自身が持っていた偽のルビーと、店に隠してあった本物のルビーを」
「隠し場所なんてまあわかりやすいものだしね。
ただ、偽のルビーを私に持たせたのはアーサーだし、『そう』するように指示したのもアーサーなの」
「アーサー、君、一体…」
下向く彼は、どことなく元気がなさそうだった。
「…もうそろそろ朝日が登ってきてしまう。
各自部屋に戻って、明日の昼くらいにはここを出ましょう。双子がいつ気づくかもわからないし」
「もうあの双子のことは心配ないとおもいますけどね。相当Aさんに惚れ込んでいるようでしたから」
さて、と菊がソファから立ち上がる。
「部屋割りはこの通り。
私とアーサーさん、アルフレッドさんとマシューさん、Aさんはお一人一部屋で。何かあればお電話ください」
「了解です。…あと、アーサーはあとで私の部屋に来てくれる?」
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奏理奈(プロフ) - 元気そうで良かったです(*^^*)次の更新を楽しみにしてます! (2017年12月29日 18時) (レス) id: ea9afaeba3 (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - 奏理奈さん» ありがとうございます!忙しいのですがなんとか時間を作って来れています(っ´ω`c)コメントありがとうございます〜! 奏理奈さまもお体に気をつけてくださいませ〜(*´`) (2017年12月29日 0時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
奏理奈(プロフ) - 最近更新早いですね!嬉しいけどお身体にきおつけてください(*^^*)ここで止められると続きめっちゃ気になります! (2017年12月28日 18時) (レス) id: ea9afaeba3 (このIDを非表示/違反報告)
奏理奈(プロフ) - 久しぶりにアーサーメインですね!ルート導入による先のてんかいが楽しみです!更新頑張ってください(*^^*) (2017年12月27日 20時) (レス) id: ea9afaeba3 (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - めりかなさん» アーサー「おかえりなさいませ、主。こんな時間まで夜更かしして…私と過ごすのを待っていたのですか?ああ、プレゼントはいつもの3倍の賃金で結構ですよ。二人きりで、良いクリスマスにしましょうね?」 (2017年12月25日 0時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/hometotop/
作成日時:2017年10月3日 0時