39話 ページ41
コムリン『エクソシスト、ランマ・ローナ。手術シマス!」
リーバー「ちくしょお!!次はランマかよ!!」
僕はもう、体全身が痺れて動けない。逃げる余裕もなかった。
そのとき、ユウが僕を抱き上げた。彼は相変わらず、面倒事があると舌打ちをする。
ランマ「きょむい…ぷちころす…」
コムイさんにせめてもの呪いの言葉をかけた。だが舌も痺れている以上、とんでもなく弱そうな言葉にしか聞こえない。む、無念…。
神田「テメェ…コムイ、後でしばくぞ」
コムイ「か、神田くん?!」
ユウはいつもの鬼面になっていた。教団に帰ってきたのに、なかなかゆっくりできない事に苛ついているんだろうなぁ…。
僕はユウの腕の中で、痺れに耐えられず気を失った。
リナリー「アレン君…ランマ…?」
ランマが気を失うのと入れ替わるかのように、リナリーが目を覚ました。
コムイ/リーバー「リナリー!!!」
リナリーはエレベーターに備え付けてある大砲の先に、フラフラと立っていた。まだ目を覚ましたばかりのせいか、ボーッとしている。
リナリー「二人の声が聞こえた…帰ってきてるの…?」
リナリーは自分のイノセンス、『黒い靴(ダークブーツ)』を発動
コムリンがリナリー一点に目標を決めた。『エクソシストは手術ー!!』と言いながら、リナリーを捕まえようとする。
リーバー「リナリー!!この中にアレンがいるんだ!!」
リナリーはコムリンの手術室を目にした。そこにアレンがいる、そう確信した。
コムリンが何度もリナリーを捕まえようと、ビームを撃ちこむが、一発も当たらずにコムリンへと徐々に近づく。
リーバー「へっへ、ばぁか。イノセンスを発動したリナリーを捕らえられるもんかよ…」
まるで、自分のことかのように、自慢気にリナリーのイノセンスを説明する。
リーバー「胡蝶のように天空を舞い、鋼鉄の破壊力で地に落ちる。それがリナリーの対アクマ武器『黒い靴(ダークブーツ)』だ」
リーバーが得意げに言い終わるのと同時に、リナリーは一発でコムリンを真っ二つにした。
とてつもない破壊力だ。
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作者名:欄ま | 作成日時:2016年8月24日 3時