D.Gray-man 3人目のセカンド (ページ19)

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17話ページ19

今日は天気がとてもいい。

今僕は、門番の上からユウ達が向かった任務先である南イタリアの方角を定めている。

今から汽車は…間に合わない。遅くなって現場についてから、アレン君とユウが喧嘩勃発していたら大変だ。

ランマ「こんなときはっと！」

僕は帽子を取り、白狼を表に出した。
白狼「クゥ？」

白狼は「出番？」と言ったような顔で尻尾をフリフリしていた。
この門番の上なら誰からも見えない。このイノセンスを発動する瞬間は見られないはず…よし。
ランマ「寄生型対アクマ獣、白狼(ハクロウ)。イノセンス発動！」

僕は、イノセンス白狼を発動させた。
すると、可愛かった白狼の姿は眩しい光に包まれた。
光と共に段々大きくなり、光が収まると、白狼は美しい銀の毛並みに、3本の尻尾の姿になった。可愛かった顔立ちから、勇ましく、キリッとした目つきだ。

白狼「グルルルル…」

先ほどまでの声と変わり、本格的な狼の声になった。

ランマ「よし、白狼。南イタリアまでおねがい！」

僕は白狼の背中にまたがり、白狼はものすごい速さで走りだした。

お昼からの任務は、とても久しぶりだ。いつもなら朝や夜中から始まる。

ランマ「変な感じ…」

ボソっと言った僕の声に、白狼は「バウっ！」と反応した。きっと僕の考えに賛成したんだろう。

ランマ「本当は今日、非番だったしね。任務が終わったら美味しいものたっくさん食べよ！」

僕は白狼とそんな楽しい話をしながら、ユウ達がいる現場へと急いだ。

一歩その頃
神田とアレンは

神田「助けないぜ、感情で動いたお前が悪いんだからな、ひとりでなんとかしな」

アレン「いいですよ、置いてって。イノセンスがキミの元にあるなら安心ですから。僕はこのアクマを倒してから行きますから」

既に仲間割れのような状態だった。アクマレベル2に向かって感情で動いたアレンに対し、冷たい態度の神田。

そのとき、アレンのティムキャンピーに『援護でエクソシストランマが送られた』という情報が入った。