奏でさせるそれが作曲家【あんスタ】 (ページ47)

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46話ページ47

『(さっきの会場で言ってたけど…北斗にしたことばれてるなこれ)』

天祥院は渉とAの会話は聞こえてはいなかったもののなんとなく何かはしたことに分かっていた

準決勝、延長戦の末勝ったのはfineだった。そこにタイミングよく3人が会場に駆けつけており

スポットライトとともにスバルと天祥院が向かいあっていた。

最後の決勝は間近での管理のためステージ裏でアイドルの会話がAには丸聞こえだった

「グッナイ。陽気で厄介なアンデッド達。まったく君達はいつも楽しそうで羨ましいよ」

「あんたは…あんたは楽しくないのか？」

「さぁ、どうだろうね」

「戦う前に一つだけ確認させてほしい。北斗はどこだ！」

Aは後ろから足音が聞こえて振り向くと見覚えのある人物が立っていた

「周りを見回してみなさい。君達の探し物はそこにある」

「北斗！」

Aと3人の目線の先にはfineの衣装を脱ぎ捨ててトリックスターの衣装を着ている北斗がいた。

北斗の登場に3人は驚き、Aはほっとしてあんずに口パクでお疲れ様と言っていた

『会場、カーテン閉めて』

会話が聞こえる状態になるためなのか、Aの指示によって先生たちがその場のトークで乗り切っていた。

Aは控室に行く渉と英智そしてトリックスターとあんずの様子が気になりついて行こうか悩んでいた

だがUNDEADや紅月により一時的な役割は交代してもらって7人について行くこととなった

「蓮巳君、珍しく今回は後輩に手を貸すんじゃの」

「別に構わないだろ、口は悪くてもあいつは実力を持ちアイドルのために動く

れっきとして作曲家でもあり転校生と同じ根っからのプロデューサー気質だから。

世話になったものへの恩は出す方がいいと思っただけだ」

「あれ、意外と蓮巳君ってツンデレだよね」

「お前にそのような言葉は言われたくないぞ羽風」

「え～、ひどくなーい！」