奏でさせるそれが作曲家【あんスタ】 (ページ39)

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38話ページ39

「私としては隣の妙な覆面の方が気になりますが…ふむ。油断できませんね。獅子は兎を狩るのにも全力を尽くす。私も最大限にexciteします」

『相変わらずの発音ぶりだね司君』

「Aさん、お久しぶりです…この朱桜司、再び出会えて光栄に思います」

『うん…お久だね(うわ…ナイツ数少ないまともだ…)』

Aはナイツほとんどが個性的だと思っていたためかなりの真面目君が入ってきて同様していた

「血ちょうだ～い、A」

『嫌だよ凛月』

「あ～あ。どうでもいいんだけどせっちゃんとかは？サボっていいなら俺も休んでいたいんだけど」

凛月がそう声を出すと後ろから走り出す足音が聞こえてAを横に嵐の方へと除けさせた

「おーい、凛月。お兄ちゃんじゃよ」

「誰？」

「なんてこと言うの凛月、お主のお兄ちゃんじゃよ」

そう零は弟である凛月を非常に溺愛しておりここで出会えたことを喜んでいたのだ

Aは自分が除けさせられた理由がわかって零の態度には相変わらずだなと思いながら見ていた

「おいナイツ！うっきーはどこにいる！そっちに移籍したんじゃないのか！？」

「あらやだ！子犬ちゃんみたいにキャンキャン吠えてるわよあの子。怖～い。あたしを守って司ちゃ～ん、Aちゃんも守ってあげてね～」

『なんで私が巻き込まれてるの…』

「Aさんのことはまぁ分かりますが…

はぁ…鳴上先輩は私より体格もよく喧嘩も強いでしょう。正直私が守る必然性を感じませんが」

『えっ…』

Aは司のケンカが強いという言葉に嵐の本当の動きがまったく理解が出来ずにそのばでそそくさと後ろに下がった

「違うのよー…Aちゃん私はれっきとした乙女よ！司ちゃん、意地悪。男の子に守ってほしいっていう乙女心が分からないの？ねAちゃん」

『え…うーん確かにそう思う人はいるけど』

「鳴上先輩は乙女ではありません…けどAさんが望むなら司はお守りいたします！」

そう言うと司はまるで騎士のようにAの腕をとって膝を床につけていた。

「私もそれだったら手伝うわよ」

『こんな個性的なナイトに守られても…』

嵐も一緒にAに腕を組んで、楽しそうに和気あいあいとしていた。

「おい！ナイツ！Aを奪うな～！！」