36話 ページ37
〜次の日〜
『…はぁ〜』
Aはその日学校に来たものの授業に出席せず零が使う棺桶を占領していた。
当初は零もいきなりで慌ててはいたが何でも知っている零は何も言わずに気を許していた。
放課後になり葵兄弟が紅茶を入れてくれていた
「まったく天祥院君は見事にやってくれたのう」
『本当ですよ…あの天使面悪魔』
「相変わらずのいい草じゃの…」
「見事に全員ばらばらのユニット、何とかならないんですかね」
「打開策はいくつかあるのじゃがな…今回は手は出さん。
あやつら自身の力でこの試練を乗り越えねばさらなる高みには到底行けん」
その言葉に一瞬葵兄弟は不安になりかけていた
「あやつらは仮にも紅月を倒したのじゃ。きっとあの時の輝きを取り戻すと吾輩は信じておるよ
さて…問題はお主じゃA。この後どうするつもりじゃ…」
『零さん…私は』
Aは静かに俯いて、紅茶をグイっと飲んでぷはぁとすぐに飲み終わった
『私は自分のやりたいように進みたいと思います…。もう過去にとらわれないように…
だから、今はトリックスターの道しるべになろうと思います。
曲の方はもうどうしようもないかもしれない…けどこのDDDが終わっても覚悟はもうできてます…
それにこれは自分のためにもアイドルのためにも…だから今はあんずと…スバルにみんなに会いに行こうかなと〜って』
A入っていくうちに少し恥ずかしさが感じたのかほほを少しかいていた。
けどその言葉に喜んだのか、零は少し立ち上がりAを小さく抱きしめた
「「わお」」
『れ、零さん!?』
「すまんの…けど少し。喜びを感じたんじゃ妹が立ち上がり1人として巣立ったのじゃ…
きっとたくさんの人がA助けてくれたんじゃろ…こうやって今自分で決めて動いて曲を書く
そう思ってくれて感動したんじゃよ…これは喜んでいる兄の言葉と思ってくれてかまわん」
『…はい、ありがとうございます零さん』
「うむ」
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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2020年12月26日 18時