31話 ページ32
『天祥院!そんな言い方!』
「な…なんだそれは!?生徒会に逆らった者は問答無用で潰すということか!」
「いやだよそんなの!俺達は…トリックスターはここからなんだ!!」
Aも驚きが隠せずいきなり椅子から立ち上がり生徒会室の机をたたいた
「無礼だぞゴミクズ共!Aさんは落ち着いて!」
「強権発動にも程があるよ!」
「敬語で喋れ。一応こちらは上級生だ。特にA、この場では考えろ」
『今、そんなこと言える雰囲気じゃない』
Aは絶対に嫌だという顔で敬人に強い言い方でしゃべった
「とはいえ俺もその言い分はどうかと思うぞ。英智。昨日のS1の結果トリックスターは英雄扱いすらされている
負けた腹いせに無理矢理解散させたとなれば生徒会の権威を失墜させるだけだ」
「優しいなぁ。自分に恥をかかせて憎たらしい子達を庇ってあげるなんて」
「俺達生徒会の理にならないと判断しただけだ」
敬人はたとえ倒した敵であっても同じアイドルという立場もあるのか私情で何かをするのは自分でも気に食わないようだ
「僕はちゃんとみんなが幸せになれる未来を見据えて動いてるつもりだよ?約束しよう。この物語はきっとハッピーエンドになる」
そういって弓弦と目配せを交わすと弓弦は桃李を引っ張って生徒会室から出していた
「ごめんね桃李、後で一緒に遊ぼうね。ステージで」
「あ…うん!会長!」
そういって桃李はしかたなくだが生徒会室から出て行った
『ハッピーエンド、そんなになると思うの?あんたの望むハッピーエンド
あんなことをして絶対に周りにハッピーエンドになるわけないじゃない』
「ひどい言い方だな…僕は少しでも君が活躍の場ができると思ったんだけどね」
『んなわけあるか』
Aは天祥院の言葉にもう我慢が出来ずいつも以上に苛立たっていた。
そしてそれを察していたのか敬人が落ち着くように止めていたが。怒りは収まっていなかった
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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2020年12月26日 18時