奏でさせるそれが作曲家【あんスタ】 (ページ45)

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44話ページ45

『……人が混みすぎ』

会場裏へ行きたかったが、人混みのあまり行けずにいた。

『え？…ちょっ』

人混みに巻き込まれているところ、誰かに手を引かれて会場の裏側へと行けていた

『って敬人さん！…何の用ですか』

「警戒するな…困っている生徒を助けて何が悪い。

それよりお前は音響担当だろ…早くしてこい衣更も待ってるぞ」

『え？…』

Aはその言葉を聞いて急いでステージ裏を見ていると真とスバルと一緒に真緒の姿も見えていた

それに驚いて敬人にお礼を言ってすぐに裏へと走って行った。

『真緒！！なんでここに！』

「A！お前もこっちにいたのか…よかった。まぁ…なんていうか」

「結局サリーもトリックスターだったんだよ！」

「そうだね！」

『そっか…よし、あんず少し音響するときの機材確認してくるからみんなをお願い』

「うん」

Aはそういってインカムをつけて音響担当の生徒へと指示出しをしていた

「卑劣にもナイツの瀬名泉はDDDに勝利するため俺達トリックスターの大事なメンバーを拉致監禁したんだ！

音響をしていると真緒のマイクに入った大きな声が会場に響き渡って、Aも驚いたが少し面白みがあったのかマイクの音量は下げなかった

その後無事にトリックスターはナイツに勝利することが出来た

他にも戦いは連発したが、3人は体力を使いながらも無事に勝利した

『……はぁ、いくらなんでも音響回しすぎ』

Aはいろんな会場の音響を任されていたためトリックスター以上にユニットの戦いを見てきていた。

特に流星隊側の音響を務めたため、このライブの打倒fineへの作戦を聞かされて余計に張り切っていた。

一瞬天祥院と目が合ったが、まるで何事もないように無視して次の現場に向かっていた。

その時北斗ともであったが話はできずにいた。

そして準決勝はラビッツ対トリックスターのライブが行われていた

『……私の仕事は今ここじゃないけど…』

Aが最終的に音響監督を務めるのは準決勝2戦目と決勝戦だった

準決勝2戦目は宿敵どうしであるUNDEADとfineのライブだった。

準決勝1戦目はトリックスターの勝利、2戦目の準備のためAは出場者のマイク調整をしていた。

『よっし…以上はありません。照明の方が確認出来たらお願いします』

「かしこまりました」

Aはその場の音響だけでなくステージ上のスタッフも仕切っていた。