私は要らない子だから

どうしたら… ページ27

ふっ と目を覚ます
窓から見える外はもう真っ暗で、明かりが自分の部屋だけがついている

電気を消すの忘れてた。地球温暖化が進んでいるというのに…

ぐぅ〜とお腹の音がなった

「そう言えば帰ってから何も食べてないな…」



食べ物なんかあったかなぁなんて思いながら台所の冷蔵庫を開ける


「んー…なんもねぇ…。買い物行ってなかったしなぁ。
あ！カップラーメンあるやん！」


お湯を沸かして3分待った。


「久しぶりに食べるなぁ。んまんま」


あ、そういや、今日配達くるんだった
やべっ。さすがにもう行っちゃったよな
不在票だけ取って、明日また来てもらうか。
すまねぇな、配達さんよ。


カップラーメンを食べ終わって1階にあるポストに行こうとするとドアノブに違和感を感じた

なんか重い。

なんだと思って見てみるとレジ袋に見舞い品？というのかわからんが、ゼリーとミカンが入っていた

間違えたのかと思って中をよく見ると紙が入っている。

「美咲
お大事に。 十四松」


自分の中で何が切れた気がして勝手に涙がでてきた


「私、あんな酷いこと言ったのに…。なんで？」



隣は少し騒がしい。みんなの声が聞こえる。



「ありがとう。ありがとう、十四松」

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