と あ る 大 学 で 。【赤司 征十郎】

大 学 生 活 ３３ ページ34

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【新 た な 疑 問 点】









「そういえば赤司ってさ、」

「何でしょう？」









天帝の眼って何人まで使えるの？
と疑問を投げ掛けてみる









この前調べたネットでアイツは
『相手の動きを正確に先読みできる』能力を
持っている、と記されていた









この能力を１度に大勢の人に
使えたら最強だよなぁ…









「多くて２.３人ですかね」

「あ、それだけなんだ」

「え？」









この時、私は赤司のプライドの
高さを忘れていた









ーー









『赤司君が最近おかしいんですよ』









演劇サークルの美女に
こう言われたのは数日後のコトだった









詳しく聞くとアイツは
近頃ボーッとしているらしい









赤司らしくないな…









『何か知りません？』

「私は何も…」

『じゃあカラコン始めた事も？』









彼女の長いキレイな髪が
風にさらさらとなびく









トリートメントの良い香りが
鼻をくすぐった









「カラコン？」

『しかも左眼だけなんです』

「何でだろう…」









知らないなら良いんです、と
私に一礼して彼女は私の前から去った

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