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53.追跡~キドsaid~ ページ20

今、俺とセトはコノハに担がれて前を走る車を追っている。

俺の能力があるからいいが、無かったらかなりヤバかっただろう。

何せ、コノハは前を走る俺たちの追っている車と、50㎝程の間隔をあけ、その距離をキープしながら走っているのだ。

そして、後ろの車に当たることもない。

こいつは凄いな。



今に至る前、俺達はエネのナビゲートでAを連れ去ったやつらのアジトと思われるところの近くの公園で、用意していた朝飯を食べていた。

奴らのアジトは思っていたより住宅街に近く、周りにうまくとけ込んでいた。

朝飯を半分ほど食べ終えた頃、Aと父らしき人物が出てきて、車に乗り込むのをセトが目撃したようで。

急いで朝飯を片付け、コノハに目で合図する。


コノハ「……わかった」


ということで、この状況だ。



エネは俺達を案内した後、調べたいことがあると言い何処かへ行ってしまった。


俺がボーッとしていると、コノハがいきなり止まった。


セト「コノハさん、どうしたんすか?」

コノハ「車止まって、A達が出てきた」

キド「そうか。もういいぞ、コノハ」


そう言いコノハにおろしてもらう。

コノハが指差していた方を見てみると、確かにAがいた。

近くにいるのはAの父だろう。

どうやら、ここから少し歩くらしい。



少し時が進み、俺は衝撃的な光景を目の当たりにしている。

あれは、本当にAなのだろうか。

そう思ってしまうくらい、凄く、冷たい笑みで男に拳銃を向けていた。

きっとアイツにうたれた注射のせいなんだろうけど、物凄く恐かった。

コノハも、セトも、呆然とその光景を見つめている。


そして、気づいた時には火薬のにおいが辺りに充満し、Aがゆっくりと倒れていっていた。

Aの顔は、罪悪感に満ち溢れたような、何処か悲しそうな、なんとも言えない表情だった。


コノハ「Aを助けに行かなきゃ……!」


コノハの言葉を聞いた瞬間、俺は走り出していた。

何か策があったわけでもない。

勝手に体が動いたいた。


セト「キド?!ちょっと待つっす!」


セトの言葉を無視して俺は叫ぶ。



キド「Aから離れろ……!!」

54.宣戦布告 ~キドsaid~→←52.能力発動 in 社長室


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紅芭(プロフ) - モカさん» ですよねwありがとうございます!ですよねぇぇぇ!←! (2014年11月10日 20時) (レス) id: c0d18573de (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 私ならもう親父×してるなw応援してます!カノかっこいいいいい!← (2014年11月9日 0時) (レス) id: 82c27676e5 (このIDを非表示/違反報告)
紅芭(プロフ) - 宙空♪さん» ホントですか?!凄く嬉しいです!はい、少しずつですが頑張らせていただきます (2014年3月9日 0時) (レス) id: 9cfc666cb5 (このIDを非表示/違反報告)
宙空♪(プロフ) - すごくこのお話好きです(*´∀`*)更新がんばってください!応援してます(ノ´∀`*) (2014年2月6日 6時) (レス) id: 81e5aa3430 (このIDを非表示/違反報告)
紅芭(プロフ) - 風凛さん» わかります!私も結局全員好きなんでwはい、更新頑張りますね!! (2013年11月16日 18時) (レス) id: 9cfc666cb5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霧村 紅芭 | 作成日時:2013年10月27日 15時

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