殺人鬼少女の憂鬱。【NARUTO 】

クズなんだよ ページ24

ナルトside


くそー！俺だけ弁当なしとかふざけんなってばよぉ！

こっちは超腹減ってんのに！

Aのねーちゃんは帰ってきたと思えば大量の草置いてって弁当持ってどっか行っちゃったし... 。


ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙ

ナルト｢！｣


俺の腹がもう限界に近づいてきた。


サスケ｢ホラよ｣

ナルト･サクラ
　｢｢！！｣｣


サスケが俺に弁当をよこした。

それを見て、サクラちゃんも自分の弁当差し出す。

サスケ... 。サクラちゃん... 。


ナルト｢へへへ... ありがと｣


食べようとしたそのとき...


カカシ｢お前らぁぁぁぁあ！！｣


カカシ先生がいきなり現れてこっちに向かって走ってきた。


ナルト｢うわぁぁぁあ！！｣

サクラ｢きゃあぁぁぁぁぁあ！！｣


や、やばい！


カカシ｢ごーかっく♥｣


先生はニッコリと笑って言った。


サクラ｢え？｣

貴女｢おー、よかったじゃん合格｣


パチパチと拍手しながらゆっくり歩いてきたAのねーちゃん。

本当に神出鬼没だってばよ... 。


サクラ ｢合格！？何で！？｣


サクラちゃんが声を挙げる。

サクラちゃんの質問に先生が答える。


カカシ｢お前らが初めてだ｣

サクラ｢え？｣

カカシ｢今までの奴らは素直に俺の言うことを聞くだけのボンクラどもばかりだったからな。... 忍者は裏の裏を読むべし｣

貴女｢.... 裏の裏って結局表だよね｣ﾎﾞｿｯ

サクラ｢ちょっと黙ってなさい｣

カカシ｢忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる。けどな！仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ｣


なんか... なんか... かっこいい... 。


貴女｢...... ｣

カカシ｢これにて演習終わり、全員合格！よぉーしぃ！第七班は明日より任務開始だぁ！｣

ナルト｢やったぁってばよ！俺忍者！忍者！忍者！｣


俺を含め、サクラちゃんとサスケのヤローも喜んだ。

サスケは相変わらずクールぶってるけど。

Aのねーちゃんの方を向くと、何も言わずに笑顔を返してくれた。

その笑顔を見て俺は安心した。

変わった奴だけど、けっこういい人なんだな！


貴女｢...私は違う意味のクズだけどね... ｣


何か呟いたみたいだけど、その言葉は俺にはよく聞き取れなかった。

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