27話 夢の中の話 ページ33
誰かのすすり泣くような声で目が覚めた。
隣を見ると、5歳くらいの女の子が膝に顔をうずめて泣いていた。
小さい体を覆ってしまいそうなほど長い黒髪。
5歳児にしては細すぎる手足。
捨て子か?心配になり、声をかけた。
A「ねぇ?君さ…」
少女「うぅ…グスッ…」
聞こえてないのだろうか。
今度は肩に触れて声をかけようとした。だが、
スルリッ
A「は?」
触れられない?自分の手を見ると半透明になっていた。何も触れない、掴めない状態だ。
もしかして、私の声も、実際この子には聞こえていないのか。さっきから何度も呼びかけているけど、全く相手にされない。
コツコツッ
外からハイヒールの音がした。こっちに近付いて来るようだ。
少女「…ッ!!」
誰かが近付いて来るのに気づいた少女は驚いて顔を上げた。
A「!!!!」
この時、私は思わず息を飲んだ。
何故ならその子は、幼い頃の私だったからだ。
そして私はようやく、今あるこの光景が夢であることに気づいた。
ヒールの音が遊具の前で鳴り終わると、そのヒールの主がこっちをのぞいた。この時、少女もとい、ロリAは頭を守った。
だがそんなロリAに、ヒールの主は優しく話しかけた。
?「あらまあ、どうしたの?こんなところで一人でいて」
その人は、
A「母さん!!」
私の命の恩人で、育ての親の美和さんだった。
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片寄桃花(プロフ) - 続きが気になります。更新頑張ってください! (2018年4月26日 1時) (レス) id: 8623593aca (このIDを非表示/違反報告)
プラネット(プロフ) - ラビッツさん» 返信遅くなり申し訳無いです。検定試験の方も一段落し、久しぶりに更新をしました。長らく待たせてしまってすみませんでした。 (2018年3月18日 17時) (レス) id: 49443a22b8 (このIDを非表示/違反報告)
ラビッツ(プロフ) - お早うございます。プラネットさん。いいえ。こちらこそ検定の邪魔をしてしまいすみませんです。あんまりあせらなくても大丈夫です。プラネットさんのペースで。更新した際には必ず読ませていただきますね。 (2018年1月14日 8時) (レス) id: ece3e5eb52 (このIDを非表示/違反報告)
プラネット(プロフ) - ラビッツさん» こんばんはラビッツさん。本当にいつもコメントありがとうございます!そして最近更新してなくて申し訳ないです。学校で検定が多すぎて…。3月には必ず更新しますのでお待ち下さい。それとこんな小説を褒めていただきありがとうございます。 (2018年1月12日 19時) (レス) id: 98f0a3b3f4 (このIDを非表示/違反報告)
ラビッツ(プロフ) - こんばんはプラネットさん。作品作りで疲れてるのにコメントを返していただきまことにありがとうございます。そんなことないです。私にとってはまともなアドバイスです。ぜひ、参考にさせていただきます。プラネットさんみたいにうまく夢小説を書けますかね。 (2018年1月12日 18時) (レス) id: ece3e5eb52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プラネット | 作成日時:2016年10月1日 14時