検索窓
今日:3 hit、昨日:9 hit、合計:84,830 hit

8話/興味無し。 ページ8

それからは散々(主に女子から)[キセキ]について教えてもらった。


聞く限り、キセキの世代と言うのは、ハルカが言っていたバスケが得意な人物達らしい。

幸いこのクラスには一人もいないらしいが、別に興味が無い。



教えてくれた女子達に「有り難う。」と言って微笑み、先生から指定された席につく。


隣の子は[霧島 ユウト]と言うらしい。

男子にしては少し背が低めだが優しい性格で、すぐに仲良くなった。




そして時は過ぎ、放課後。


『愛撫さん!美術部入らない!?』

『いやいや!こっちの部活に!』

『愛撫さんが入部してくれたらやる気でるの!』


私は部活の勧誘をされていた。

正直言って帰宅部にするつもりだったし、これと言って決めていた訳ではない。


そう思い、断ろうと思っていた時、


「あ、愛撫さん!良ければ男子バスケ部入ってほしいんだ!」


「え、あ…霧島くん。」



そう声をかけてきたのは霧島くんで、こっそりと「困ってるみたいだし…」と付け足す。


成る程。私のために誘ってくれたのか。



「うん。えっと、皆。こう言うことだから、ごめんね…?でも他の部活もたまに見学しに行っていいかな?皆の頑張ってる所、見てみたいし…。」



私がそれだけ言ってニコッと笑うと、男女関係なく顔を赤くし、それぞれが部活動の行っている場所に向かっていった。



霧島くんに「ありがとう。」と耳打ちすると、「どういたしまして。」と言うようにニコッと笑ってくれた。

…なんて優しいんだ。





「あ、でもさ。今日はちょっと見学行けないかも。明日から行っても良いかな?」


「うん。愛撫さんが来てくれると思うと嬉しいや。それじゃあ僕も行ってくるね!」



霧島くんはそう言って教室を出る。


私も下校の準備をし、それを追うように教室を出た。

9話/下校したい。→←7話/自己紹介にて。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (146 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
270人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

るー - めっちゃ面白いです!これからも更新頑張ってください!応援しています! (2017年4月22日 21時) (レス) id: f637c94fb1 (このIDを非表示/違反報告)
天ノ弱な月猫(プロフ) - すごく面白いです!気に入りました!更新待ってます! (2017年3月8日 14時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
*紅き満月、蒼き紫陽花* - このお話、とっても面白かったです!!ドSな女の子という設定がドストライクでした(*^_^*)♪更新頑張ってください(´∀`*)♪ (2015年8月25日 23時) (レス) id: 593127d148 (このIDを非表示/違反報告)
枝豆@蜜柑じゅぅすさん信者( - はい、名前の通りです。本当にこの作品大好き!!その作品の作者の蜜柑様も大好き!!結婚しましょ!!←、更新頑張ってくださいね〜(*´ω`*) (2015年6月21日 16時) (レス) id: 6bd895357a (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑じゅぅす(^ω^) - マイさん» あざます!!更新頑張りまする! (2015年6月13日 9時) (レス) id: ab779f6e36 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:蜜柑じゅぅす | 作成日時:2015年4月18日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。