精神激痛ガール【黒バス】

15話/不気味な動画。 ページ15

キセキの世代視点

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「本当何なんスかねー！黒子っち！」


「知りませんよ。黄瀬君は少し黙っていてください。」


「そうだよきーちゃん！」


「俺理不尽！」



わいわいガヤガヤ、この効果音が一番似合うであろう集団、キセキの世代はファミレスにいた。


そこで彼等が話していたのは、校門で起きた出来事について。
ある女の子がキセキに向かって暴言を投げたのだ。


「まさかあんな女子がいるなんてな…驚きなのだよ！」


「ん〜。演技だったとか〜。俺等に目でも付けられたかったんじゃない？」


相変わらずと言っても良いほどの自意識過剰発言に、その集団の一人、桃井は苦笑い。


またまた彼等が騒ぎ出すと、青峰が「あ」と声を出し、皆がそれに注目する。


「その、大したことじゃ無ェんだけどよ。お前等『地獄型人間動物園』って知ってるか？」


「地獄型人間動物園？」


その言葉をリピートしたのは、赤髪でリーダー各の彼。


他の人は首をかしげる。


「知りませんが…青峰君は知ってるんですか？」


「名前だけ、な。昨日親が不気味な動画がどうとか言っててよ。」


桃井はさらに首をかしげる。

「えっと、じゃあそれは動画の名前ってことで良いのかな？」


その言葉に青峰が頷く。




そこで会話は途切れてしまう。
先程とは違い、静寂が溢れる。



その中で、見知らぬ女の子の声が聞こえた気がした。







『地獄型人間動物園に近寄るな。』

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