第10話 題名? そんな物はない ページ12
「はーい! わたしのはこれ!」
メイは、鞄の中から水晶玉を取り出した。
【神晶ミラス】
占いの神具。的中率は100%である。
戦闘中に敵の心や動きを読むことも可能。
聖裁は人間の過去を透視する
「これは、わたしが住んでた村のお宝だったの! だれも使えなくて村の倉庫にほったらかしにされてたみたいなんだけど、わたしが3歳のとき、倉庫であそんでたら、水晶玉が光りだしたんだ。それから占いができるようになったんだよ!」
マリアは、その話を聞いてとても微笑ましく思った。
(メイは、この神具とずーっと一緒なんだな…)
次はフィアが、肩から提げた袋に入れていた弓矢を見せる。
マリアは、それを見て不思議に思った。
「あれ? これ、矢が一本しかないんだね…?」
「ふっふっふ。まあ文献を見なさい」
【神矢セレナーデ】
弓矢の神具。
矢が一本しか付いていないが、これは射た後矢が持ち主の元に一瞬で帰還する為である。
使用者の言語を理解できる唯一の神具。戦闘中は指示に忠実に従い、敵を射抜く。
多くの魔力を使えば矢を分散して多方面に射ることができる。
聖裁は巨大な矢を生み出す
フィア曰く、この神具は王宮にいたとき、武器商人から高値で買い取ったらしい。美麗な見た目を一目で気に入った、とか。
「なるほど〜! フィアの神具って面白いね! 動物みたい!」
「でしょ? あたしの下僕なのよ。いたっ!?」
フィアがそう言った途端に、矢がフィアの腕をチクチクと攻撃する。
「ちょっと、やめなさ…あいたっ! あた、あたしの指示に従いなさーい!」
「…」
先程までフィアをちょっとだけ尊敬していたマリアだったが、矢とのやり取りを見て、何も言えなくなった。
「では私の神具の紹介をしよう」
「あ、それだよね? ずっと気になってた!」
マリアは、ルカが常に持ち歩いているいかつい槍を見ながら言った。
「ああ。こいつは私の相棒だ」
さっきのフィアとは真逆のことを言っている。
【神槍ダスカロン】
棘付きの鉄球が付いた槍の神具。鉄球には素材として特殊な鉱物が使われている。この硬度ゆえ、最強の攻撃力を誇る。
かなりの重量があるため、使用者の力量が求められる。
聖裁は槍が独りでに高速回転し、敵を翻弄する
マリアは文献を読んで内心こう思っていた。
(ルカは怒らせないようにしよう…)
第11話 説明編はこれにて終了→←第9話 題名が思い付かなかった回
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ちぇりい(プロフ) - ノルネットさん» コメントありがとうございます。すみません、話的にどうしても名前の決定が必要でした。皆様には主人公ではなく読者としてこの作品を見ていただきたくて…ご期待に添えず申し訳ありません。 (2016年2月16日 19時) (レス) id: 19c12415ef (このIDを非表示/違反報告)
ノルネット - 名前変換ができると嬉しいです! (2016年2月6日 23時) (レス) id: ed849dd137 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇりい(プロフ) - ユートピアさん» コメントありがとうございます! 更新頑張るので、どうかこれからもよろしくお願いいたします! (2015年5月17日 9時) (レス) id: 19c12415ef (このIDを非表示/違反報告)
ユートピア - とてもおもしろいです!続き楽しみです!頑張ってください (2015年5月16日 22時) (レス) id: afcfdd1663 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇりい(プロフ) - のどかさん» はい! 私も早く紅炎様を出したい一心で機をうかがっております。。 選挙編頑張って書きます! (2015年4月22日 23時) (レス) id: 19c12415ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぇりい | 作成日時:2015年3月1日 9時