３９話 ページ40
お風呂から出てきたジョングクは私の横に座り携帯をチェックしていた。
私は何も知りませんよ〜って顔でテレビを見ていた。
携帯を少し見てジョングクがじっとこっちを見てる気がしてチラッとジョングクの方を見るとばっちり目が合った。
｢ヌナ…カトクの通知画面見ちゃった？｣
見ちゃった？って何！？
その言い方にカチンときた。
｢そんなとこに置いてあるから目に入っちゃったの！見られたくないなら自分の部屋でも脱衣所でも見えないところ置いといてよ！！｣
思わず声を荒らげてしまった。
ジョングクは少しびっくりしてたけどすぐ優しい笑顔になって私の手を握った。
｢ヌナ、別に見られた事はどうでもいいんだ。でもこれを見た事によってヌナがまたすごい不安な気持ちになるんじゃないかと思って。｣
｢そんな事…ない｣
なんて嘘。
サナちゃんに別れるとき言われた言葉って何？
ホソクさんのお店で前も一緒にバイトしてたの？
また来週から一緒にバイトするの？
ジミンくんとも仲良しだったの？
色々聞きたい事が溢れてきた。
｢サナと別れる時、戻ってきて僕と偶然会う事ができたらまた付き合いたいって言われてたんだ。その時僕に彼女がいても絶対諦めないって…｣
｢そんなのジョングクがしっかりしてれば大丈夫でしょ？｣
｢それは自信あるよ。僕はもうヌナしかいらない…でもサナがどう出てくるかわからないでしょ？その事でヌナが嫌な気持ちになったり不安になるのが心配だし嫌なんです｣
｢………｣
こんなにも私の事を大切に思ってくれているジョングク。
言葉が出なかった。
私はそんなジョングクから貰う気持ちに自信なんてどこにも持ってなくて勝手に不安になってる。
しっかりするのはジョングクじゃなくて私だ。
｢ヌナの事守ってあげれる自信はあるけどやっぱり嫌な思いさせたり不安にさせたりしたくない｣
そう言いながら私をきつく抱きしめた。
｢ジョングク…ごめん…しっかりするのは私の方だね。ジョングクからこんなに大切にされてるのに…ごめんね｣
｢ヌナ…僕のせいで辛い思いとかしないでほしい。辛い時は辛いって言ってね。このカトクだって見たんだけどこれは何！？って怒るぐらいしてよ｣
｢うん…｣
まばたきと共に我慢していた涙がこぼれた。
｢泣かないで、最近泣き虫ヌナだね｣
ジョングクが目尻にクシャッとシワを作って笑った。
ジョングクは私の涙を拭って優しく唇を重ねてきた。
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papillon32171(プロフ) - BTS♪さん» コメントありがとうございます！グクかっこいいですよね！そして初めての妄想に選んでもらえて光栄です！これからも楽しんで読んで頂けるように頑張ります！ (2017年4月29日 16時) (
レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
BTS♪ - 私もBTS大好きです！特にグクが。妄想系の話初めて読んで、ハマりました！ (2017年4月29日 14時) (レス) id: 5637ce32c6 (このIDを非表示/違反報告)
papillon32171(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます！！すごい嬉しいです(^ ^)更新頑張ります！ (2017年4月22日 8時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - こういうお話めちゃくちゃ好きです!!続きが楽しみです^^更新頑張って下さい!!応援しています(^^) (2017年4月22日 0時) (レス) id: 89a23ba0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃ x他1人 | 作成日時：2017年4月12日 21時
