３８話 ページ39
｢…サナ、久しぶり｣
ジョングク、今一瞬、間があった。
｢うわ〜！やっぱりグクだ！すっごい久しぶりだね！まさか会えるなんて嬉しい！｣
ジョングクに会えた事が余程嬉しかったのかその子はテンション高くジョングクに話しかけた。
｢あー…サナ、今彼女と買い物来てるから…｣
ジョングクはちらっと私の方を見ながらサナと呼ばれている子へ言った。
｢そうだったんだ！ごめんね。彼女さんもごめんなさい！私も友達待たせてるからもう行くね！｣
私にペコッとお辞儀をしてその子は急いで友達の元へ走って行きお店から出て行った。
…………
なんか気まずい雰囲気が流れている。
今までジョングクが街中とかで話しかけられるところ何度も見たけど…女の勘。
あの子とは普通の仲じゃなかったんだろうな。
｢サナちゃんて友達？｣
私が聞くと、
｢うん…今は…｣
｢今は…って事は、前の彼女…とか？｣
｢うん…｣
当たり前だけど元カノの存在を目の当たりにすると結構ショックだ。
｢高校が一緒で付き合ってたんだけど…サナが高校卒業と同時に留学する事になって、卒業式の日に遠恋はムリだからって振られた｣
｢そう…なんだ｣
さっきまであんなに楽しくお喋りしていたのが嘘のように重たい空気が2人の間に流れた。
｢そろそろ、家帰ろっか｣
ジョングクが伝票を持って立ち上がるから私もそれにつられて席を立った。
家に帰ってきてもジョングクはどこか浮かない顔をしていた。
｢ジョングク、お風呂どうぞ｣
私はお風呂から出てなるべく平然を装ってジョングクに話しかけた。
｢うん、すぐ入るね｣
ジョングクがお風呂へ行ってる間にジョングクの携帯からカトクの通知音が鳴った。
ソファに座っていたので嫌でも目の前の机に置かれていたジョングクの携帯が視界に入った。
ディスプレイには
『サナ』
と言う文字と
『番号とかまだ変わってないかな？これ届くかな？昼間はびっくりした！私と別れた時に私が言った事覚えてる？私は忘れてないよ。来週からまたホソクオッパのところでバイトする事になったの。ジョングクもまだバイトしてる？ジミンオッパも元気かな？』
見てはいけないと思ったけどディスプレイの通知画面に出てきた内容を思わず読んでしまった。
読んだあと私はものすごい後悔に襲われた。
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papillon32171(プロフ) - BTS♪さん» コメントありがとうございます！グクかっこいいですよね！そして初めての妄想に選んでもらえて光栄です！これからも楽しんで読んで頂けるように頑張ります！ (2017年4月29日 16時) (
レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
BTS♪ - 私もBTS大好きです！特にグクが。妄想系の話初めて読んで、ハマりました！ (2017年4月29日 14時) (レス) id: 5637ce32c6 (このIDを非表示/違反報告)
papillon32171(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます！！すごい嬉しいです(^ ^)更新頑張ります！ (2017年4月22日 8時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - こういうお話めちゃくちゃ好きです!!続きが楽しみです^^更新頑張って下さい!!応援しています(^^) (2017年4月22日 0時) (レス) id: 89a23ba0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃ x他1人 | 作成日時：2017年4月12日 21時
