33話 ページ34
ジミンくん達と分かれ電車に乗り込み自分のアパートのある駅で降りた。
「あっ、ジョングクにカトクしとこっと」
『今日はソヨンと呑んでたー!から今家の近くの駅だよ。今から歩いて帰りまーす』
そう打ちながら家へ向かった。
自分のアパートまで行き鍵を開けて家に入った…と同時に電話が鳴った。
画面を見て血の気が引いた。
画面にはまた知らない番号。
前の知らない番号は着信拒否をしてある。
仕事用の携帯も会社から支給してもらい知らない番号は基本掛かってくることはなくなったはずだ。
あれ以来付けられる事も電話が掛かってくることもなかったしジョングクが居ない日は明るいうちに帰るようにしていたからこの事を忘れかけていた自分を呪った。
無視してもなり続ける電話。
私は意を決して通話ボタンを押した。
「…も、もしもし?」
「…久しぶりにこんなに遅いね…おかえり…今日は彼氏居ないんだね…」
今日は!?いつも付けられてたの!?
私は恐怖に震えながら電話の相手に叫んだ。
「ストーカーなんてやめて下さい!!警察呼びますよ!!!」
「怒ってる声初めて聞いたよ…」
だめだ、相手にするだけムダだ。
「今から警察呼びますから!!」
私はそう言って通話ボタンを急いで切った。
そしてそのまま警察へ電話をしようと思った瞬間ピンポーンと家のチャイムが鳴った。
驚きのあまり口から心臓が出そうだった。
ストーカーが来たのかと思い急いでモニターを確認すると黒いパーカーのフードを被った頭が映し出されていた。
ジョングクと同じ格好…もしかしたらストーカーは狙っていたのかもしれない。
私はあまりの同様にパッと見てジョングクだと思い込んだ。
さっきカトクしたからきてくれてたんだ!
そう思い勢いよくドアを開けた。
が、次の瞬間知らない顔の男が私を廊下へ押し倒していた。
口は手で塞がれ私が暴れないように男が馬乗りになってきた。
恐怖のあまり叫びたくても声が出ず涙が出てきた。
「開けてくれて嬉しいよ…A…」
やだやだやだ!!ジョングク!!助けて!!!
心の中で叫んだ。
男の手が私の服の中へ侵入しようと伸びてきた。
その時、
「ヌナから離れろ!!!」
ジョングクの叫び声が聞こえた。
ジョングクが後ろから男を羽交い締めにして私から引き離した。
「ヌナ!!大丈夫!?」
ジョングクが男を引き離してくれて急いで起き上がったがあまりにも衝撃が大きすぎたようで私はそのまま意識を失った。
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papillon32171(プロフ) - BTS♪さん» コメントありがとうございます!グクかっこいいですよね!そして初めての妄想に選んでもらえて光栄です!これからも楽しんで読んで頂けるように頑張ります! (2017年4月29日 16時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
BTS♪ - 私もBTS大好きです!特にグクが。妄想系の話初めて読んで、ハマりました! (2017年4月29日 14時) (レス) id: 5637ce32c6 (このIDを非表示/違反報告)
papillon32171(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます!!すごい嬉しいです(^ ^)更新頑張ります! (2017年4月22日 8時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - こういうお話めちゃくちゃ好きです!!続きが楽しみです^^更新頑張って下さい!!応援しています(^^) (2017年4月22日 0時) (レス) id: 89a23ba0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひぃ x他1人 | 作成日時:2017年4月12日 21時