11話 ページ12
「今日はごちそうさまです。年上なのに奢ってもらってなんかすいません」
「彼女なんですから当たり前です。これからも奢らせてもらいます」
なんだこのウサギは!?
かっこいいでしょ…。
はぁーなんかイチイチドキドキしてるな、私。
まだ会って日も経ってないのに…。
心臓が持たない…。
駅まで行き別れようとする私にジョングクくんが
「僕もそっちの電車乗ります」
と一緒のホームへ降りてきた。
「もしかしてまた送ってってくれるの?
でもジョングクくんの家反対方向じゃん。
明日大学あるでしょ?まだ時間も早いし1人で帰れるよ。」
「ダメです。危ないから家まで送らせて下さい」
そう言って元々握ってた手をさらにギュッと握ってきた。
何を言っても聞き入れてもらえなさそうだったので私は素直に家まで送ってもらうことにした。
「Aさんの家ってここなんですねー」
私をしっかり家まで送り届けてくれたジョングクくんは私のアパートを見上げて言った。
「駅から近いしなかなか良いとこでしょ。
あっ、ジョングクくん時間もまだ早いし良かったら寄ってって」
送ってもらったんだしせっかくここまで来てもらったので私はお礼の意味も込めてジョングクを部屋へ誘った。
「えっ!?いや…今日はそのまま帰ります…。
会ってまだ日も浅くて引かれるかもしれませんがやっぱり男なんで…その…部屋なんて行ったらお酒も入ってるしそれなりに我慢できる自信が…」
頭をクシャクシャにしながら恥ずかしそうに言われた。
「あっ、えっ、あっ…ご、ごめん。じゃあ…あのまた今度…」
また今度って私も何言ってんだ!
まさかジョングクくんがそんな気持ちを持ってくれてるとは知らず焦りと照れでうまく受け答えできなかった。
恥ずかしくなって俯いているとスッとジョングクくんの手がのびてきて私の頬を包んだ。
「Aさん」
名前を呼ばれ反射的に上を向いた。
チュッ。
ジョングクくんが背を屈めて私の唇に自分の唇を重ねてきた。
「また今度部屋お邪魔させて下さい」
ジョングクくんもほんのり耳が赤くなっていた。
「うん…」
「またデートして下さい」
「うん…」
「今日は楽しかったです。また連絡しますね」
「うん…」
久しぶりの恋愛のせいか恥ずかしくて返事しかできない。
「あはは、うんしか言ってない。もう中入って下さい。おやすみなさい」
「うん…」
私の気持ち見透かされてる…。
私はジョングクくんに手を振り自分の部屋へ入った。
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papillon32171(プロフ) - BTS♪さん» コメントありがとうございます!グクかっこいいですよね!そして初めての妄想に選んでもらえて光栄です!これからも楽しんで読んで頂けるように頑張ります! (2017年4月29日 16時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
BTS♪ - 私もBTS大好きです!特にグクが。妄想系の話初めて読んで、ハマりました! (2017年4月29日 14時) (レス) id: 5637ce32c6 (このIDを非表示/違反報告)
papillon32171(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます!!すごい嬉しいです(^ ^)更新頑張ります! (2017年4月22日 8時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - こういうお話めちゃくちゃ好きです!!続きが楽しみです^^更新頑張って下さい!!応援しています(^^) (2017年4月22日 0時) (レス) id: 89a23ba0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひぃ x他1人 | 作成日時:2017年4月12日 21時