36話 ページ37
「ヌナー、今日は何時ぐらいに仕事終わりそう?」
テテ…いや、今は仕事中だし副社長と言うべきか…。
「B社とC社との打ち合わせなので…多分定時には終われると思いますよ」
「やった!じゃーヌナご飯行こうよ〜」
「嫌ですよ」
「ヌナ〜冷たい〜」
ジョングクと物件探しをして無事に会社の近くへ引っ越す事ができた数ヶ月前。
それからと言うものやたらとテテが構ってちゃんで困っている。
もしかして…テテってほんとに私に気があるのか?
「せっかくヌナと同じ駅から電車で通えたのに引っ越して更に彼氏と同棲だもんね」
ムッスーと頬を膨らまして拗ねている5歳児。
そんな事言われてもねぇ…。
「副社長、もうすぐ打ち合わせの時間になりますから出発する準備して下さいね」
そう言って私は先に部屋を出ようとした。
出ようとした…のにテテに手首を掴まれて思いっきり引き寄せられた。
「ヌナって僕のこと嫌い?」
えっ?えっ?えっ?
何これ?
急展開過ぎて頭付いてってませんけど…。
「ねぇ?ヌナ?聞いてる?」
テテの問いかけにハッとして我に返った。
「嫌いじゃないけど好きでもない!それより早く離して下さい!」
「いひひ、僕、スキンシップ多いって言ったでしょ?」
そう言うとテテは更にぎゅーっと抱きしめてきた。
テテの腕の中でジタバタするけど力でかなうわけも無く私はしばらくテテに抱きしめられていた。
「ヌナ…ヌナってやっぱり彼氏が好きなの?もう他に好きな人ができる事ってないの?」
「な、なに突然!?そりゃ彼氏が好きだし大事だし…これから他の人を好きになる事なんてないよ」
「でも、彼氏がヌナより好きな人ができたらどうするの?ヌナより6個も下だよ?これから新しい出会いもあるだろうしヌナよりもっと若い子に目がいっちゃうかも」
テテに言われて目の前が一瞬真っ暗になった。
それはジョングクと付き合い出した頃からいつも心の片隅で燻ってる気持ち…。
ジョングクは私より6つも若いから今はめいっぱい私を愛してくれてるけどいつかもっと若くて可愛い子と出会って恋をしてしまったらって言う気持ちが消したくても消しきれない。
「いひ、いじめすぎた!ヌナ冗談だよー?ごめんね?」
私が急に暗くなったからテテが謝ってきたけど私の中のモヤモヤが急にモクモクと大きくなった気がした…。
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papillon32171(プロフ) - BTS♪さん» コメントありがとうございます!グクかっこいいですよね!そして初めての妄想に選んでもらえて光栄です!これからも楽しんで読んで頂けるように頑張ります! (2017年4月29日 16時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
BTS♪ - 私もBTS大好きです!特にグクが。妄想系の話初めて読んで、ハマりました! (2017年4月29日 14時) (レス) id: 5637ce32c6 (このIDを非表示/違反報告)
papillon32171(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます!!すごい嬉しいです(^ ^)更新頑張ります! (2017年4月22日 8時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - こういうお話めちゃくちゃ好きです!!続きが楽しみです^^更新頑張って下さい!!応援しています(^^) (2017年4月22日 0時) (レス) id: 89a23ba0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひぃ x他1人 | 作成日時:2017年4月12日 21時