にゃあ! ページ6
潮田side
貴「…烏間先生、行動許可を」
烏間「まだ、まだだ。」
貴「…っ」
焦ったような声色になったA…
あの夏の、プールの事件以来だ。
潮田「A。」
卒業式の日の殺せんせーがやったように
Aの首筋をそっと押す。
するとふっと力が抜け
膝から崩れ落ち、何が起きたか分からないという
顔をして僕を見てくる。
若干上目遣いになっているAから
赤くなった顔を逸らして頭を撫でる。
潮田「大丈夫。」
貴「うん、うん
ありがとう渚。」
『僕のために来てくれて嬉しいです!
さて、なぜ僕が君達をここへ呼んだか
と言いますと。
君達をこの世から消し去ってしまおうと』
全てが可笑しい。
第一印象、話し方、声、声色の優しさ。
放送室から見える月に反射する金髪。
岡島「Aがさっき言ってた
叔父さんってどういう事だ」
貴「…分からない、分からないけどね。
声が…似てただけだけど…」
中村「A落ち着いて。私に合わせて息して」
頭が混乱して過呼吸になりかけたAは
言葉が上手く繋がらないまま話して行く。
中村さんがAの背中を摩り
落ち着かせる。
『僕を見つけて殺してよ。』
殺「私の成り済ましとはいい度胸だ。
汚れ仕事は君達にはもう無縁。
見つけたら私の名前を呼びなさい」
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作者名:★猫魔女★
作成日時:2019年2月13日 6時