にゃあ！ ページ48
瀬名side
羽風｢…Aちゃんは
イケメンだと思うんだよね、俺。｣
この話はかおくんの唐突な発言で始まった。
大分真剣な顔をしてるが別に
真顔で言わなくても良いでしょ。
あと俺はAはどちらかと言うと
可愛い部類だと思う。
瀬名｢そう？｣
羽風｢だって聞いてよ、この間俺転びかけたんだけどさ、ナチュナルに抱き留めてくれたの。
しかも『綺麗な顔に傷を付けるなんて有るまじき行為ですよ』って言いながら笑うんだよ？
Aちゃんがかっこよすぎて男辞めたくなった｣
両手で顔をおおって勝手にダメージをくらってる
こいつを誰か殴ってくれ。
守沢｢褒め殺しのかっこよさ
しかも『可愛いですね』の微笑み｣
羽風｢男子顔負けの体力、走ってる時の爽やかさ。｣
瀬名｢アンタらのAの真似が
気持ち悪いのはよく分かった。｣
裏声は兎も角何気に俺より接点がある分こいつらが
羨ましいとは思う。
俺なんか業務連絡でしか
あまり絡んだ事は無い、気がする。
瀬名｢あ、俺Aが照れた所見た事あるよ｣
羽風｢はぁ！？｣
守沢｢それは本当か！？｣
瀬名｢うわ怖｣
勢いがヤバいし
顔面がアイドルとして有るまじき顔面してるよ。
多分Aとかあんずが引くぐらい。
瀬名｢この間コケかけたのばったり
見ちゃったんだよねぇ。
立ち上がって周り見渡してほっとするんだけど
俺に気づいたら顔真っ赤。
ちょ〜可愛かったけど？｣
唖然とするバカにトドメを指すべく鼻で笑えば
肩をガシッと捕まれ教室を飛び出す体制をとる
ちあくん。
羽風｢歯を食いしばれ瀬名っち｣
守沢｢Aを抱き締めてくる！｣
瀬名｢暴力反対なんですけど？
てか待ちな俺が許さないよちあくん｣
守沢｢悪の権化瀬名泉…ｯ｣
瀬名｢誰が悪の権化だ｣
羽風｢ちょっとAちゃんこけさせてくる｣
瀬名｢うわ最低〜｣
＿
貴「…(どうしよう、入りにくい)」
斎宮｢どうした梓菜｣
貴「あの、これ瀬名先輩に渡して貰っても良いですか？前回のプロデュースの報告書でして」
斎宮｢あぁ、入りにくいのか。
任せるのだよ、そろそろ授業だ、帰りたまえ。｣
貴「ありがとうございます。
瀬名先輩に覚えておけとお伝えください。」
恥ずかしかったAさん
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作者名：★猫魔女★
作成日時：2019年2月13日 6時
