羽が47枚 ページ10
「Aにはこれも似合うと思うが」
「いや待てA、なんでこいつここにいるんだ」
『私に聞かれても…』
あれから次の日になり、帰る準備をしている所にワニさんがやってきた。いつ持ってこさせたから知らないけれど宝石や服やらを数個持ってきて贈ってきた。それぞれが高級感とセンスの溢れるものでそれらがいくらかは考えないでいる。
「なぁ、Aはまぁ知ってると思うが城に何人もの女置いて日替わりに相手させてた野郎だぞ？そんなやつやめて俺のところに来ねぇか？」
『貴方がドフィじゃないってだけでマイナス100点。』
「おっと」
「フフフフフ！ざまぁねぇなワニ野郎！」
「そりゃなんでだ。そこまでこの鳥に魅力があるとは思わんが？」
ケタケタと機嫌良さそうに笑うドフィを無視してワニさんが私に詰寄る。心底意味がわからないとでも言うように眉間に皺を刻んでいる。
「おい無視してんじゃねぇ」
『ですねぇ。私もなんで惚れたのか…』
「えっ」
「鳥なんてやめて俺のとこに来ねぇか？」
伸びてきた手が私の顎を掴む。にぃ、と麗しい目元が歪んだのを見て微かに背が震えた。
ドフィのように甘さと愛に濡れたものでは無く、支配と興味がふりかけられた乾いた指。気持ち悪い、とても、好きにはなれない。
『…貴方より、ドフィの方が私を愛してくれるから』
そう言って微笑めば目元がぴくりと動く。あぁ気に入らないんだろうな、なんて思ったら指は離れた。触れると、砂粒がこびりついているように感じて手の甲で拭った。そういえば、なんか砂の能力かなんか、持ってるんだっけ。
「見る目のねぇ女だ」
『自分が選ばれなかっただけで拗ねるなんてガキね』
「……フ、フフフフ…」
「何笑ってやがんだクソ鳥…お前に似合いの女だな。気品も淑やかさもねぇ」
『ドンキホーテ海賊団ボスの女よ？大人しい女じゃ死んじゃうわ』
「く…クハハハハッ！あー、そりゃそうだ。これを尻に敷くにゃそのくれぇねぇとな！」
「うるせぇ。つかそろそろ行くぞ、A」
ドフィはチッ、と舌打ちしたあと私を抱き上げた。早足気味で歩くドフィの頭を撫でてからひらりとワニさんに手を振っておく。
『はぁい。ばいばいワニさん』
「おう」
「あんなやつほっとけよ」
『挨拶はしなきゃでしょ？』
つまらなさそうにドフィは口をへの字に曲げながらぴょいぴょい飛んで船に乗り込んだ。
ああそうだ、薬の準備しなきゃ。
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たろ。(プロフ) - 夢主ええ女やな…更新お願いします (2022年4月11日 22時) (
レス) @page11 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
おもちちゃん(プロフ) - あの、、、もう更新はされないのでしょうか、、、？pandoraさんさえ良ければまた更新再開してくださる日を待ってます、、、 (2022年2月15日 2時) (レス) @page11 id: b3862cde2f (このIDを非表示/違反報告)
raimu(プロフ) - あ″っ！！！続きを！！お恵み下さい…！！！ (2020年6月30日 3時) (レス) id: cc8377c5e5 (このIDを非表示/違反報告)
pandora(プロフ) - うめにぃな(ユキ)さん» コメントありがとうございます！これから投稿致しますのでしばしお待ちを！ (2019年11月18日 22時) (レス) id: ee0d8bcccc (このIDを非表示/違反報告)
pandora(プロフ) - 霜月さん» コメントありがとうございます！キバナさんのデカマックスモーションとか自撮りとかあの近く行くとニコってするとことか主人公の頭2つ分くらいでかい背丈とかもう心臓射抜かれました。今ストーリーを作っていますのでもう暫くお待ちください！ (2019年11月18日 12時) (レス) id: ee0d8bcccc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Pandora | 作成日時：2019年7月27日 23時
