薬中の弟【東京リベンジャーズ】

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頭の弱いはるちよお兄ちゃんと違って

俺の頭は格段に良かった…


偏差値の高い高校も何なりと受かり

中学卒業、高校入学のお祝いは

今までで一番すごかった



まだ乗れもしない車を買ってくれたり

マイキー君は俺にマンションを買ってくれた


これ、成人式とか

どうなっちゃうんだろうなんて思ったもんね








そして高校生になった俺は

梵天に入る為に、刺青を入れに来た。

みんなには内緒だけど








｢ここでいいんだな？｣

『うん、お願い』






喧嘩で殴られるのは痛くないけど

刺青入れるのはめっちゃ痛かった…









『ね、はるちよお兄ちゃんお風呂入ろ？』

｢先行ってろ｣

『うんっ』







髪も体も洗ってお湯に浸かってると

はるちよお兄ちゃんが入ってくる








『俺洗ってあげるね』

｢おう｣







俺がお湯から出ると刺青に気づいて

バシッと俺の腕を掴んだ








｢いれたのか｣

『うん、お兄ちゃんと一緒のところ』

｢本当てめぇはきもいぐらいに俺の事が好きだな｣

『そっちこそ』









明日ボスんとこ行ってこいって言うと

早く洗えと言わんばかりに視線を送ってくる



めちゃくちゃわかりにくいけど

今のはるちよお兄ちゃんはクソほどご機嫌だ







最近頼んでもしてくれなかったのに

自ら髪の毛を乾かしてくれた…


こっちに来いと言うと

自分の足の間に座らせてスマホをいじりだす









｢これ、似合いそうだから買っとく｣

『え、うんありがとっ』

｢あとこれと、これも、俺も同じの買うわ｣









ポチポチと某ハイブランドのカートに

どんどん入れていく。

いつもは、お金をボンッと渡されるだけだから

こうやってお兄ちゃんが率先して

何かを買うってのが珍しい。









｢次時間ある時スーツ作り行くか｣

『うん！！』

｢俺も新しいの欲しかったし｣








マイキー君はいつもラフな格好だけど

みんなスーツとか綺麗な格好してるもんね

きっとそう言う意味で言ってくれたんだろう









『同じとこいれたの嬉しい？』

｢別に。きめぇなとは思う｣

『本当は蘭と竜と同じところがよかったんだ』

｢死にてぇの？｣

『じゃあ本当のこと言って！』

｢……まあ、嬉しいんじゃねーの｣











はるちよお兄ちゃんって

圧倒的ツンデレタイプだよね

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