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第87話 ページ7

ーーAsideーーー



A「お狐……様?」



私はおそ松の身体を抱えて狐の石像の元に向かった。



A「これ……燃えた木が倒れてきて、首が落ちたんだ……。」



狐の頭を持ってなんとなく見る。


すると、おそ松と共通点があることに気づいた。



A「切断面が…全く一緒……?」



おそ松の身体の切断面と、狐の石像の頭の切断面を合わせたら、なんとぴったり合ったのだ。



そして、私は思い出した。



A「そうだ……この神社、狐が神様なんだった………


おそ松が言ってた……狐の神様として埋められたって………


狐の呪いで閉じ込めるというのもあるけど、今おそ松がここの神様……。


狐の神様ということはこの石像がおそ松の本体…。


だから本体が傷つくと、幽霊状態のおそ松も同じように傷がつく……。



……クソッ…!


私がもっと早く気づいていれば、この石像を死守できたのに……!


首を、失わずに済んだのに……!」



人生で一番の後悔をした。



私の選択は間違っていた。


いや、最初から間違っていた。




他に最善策がないか考える。



しかし、考えても考えても策は浮かばない。



そうしているうちに、周りはどんどん燃えていった。



このままいれば、私も燃える。



鳥居の方の道……出口は、倒れてきた木で塞がっている。



この時確信した。


私はここで生涯を終えるのだと。



最後に出来ることなんて考えている暇はない。



けど、何故か私はおそ松にキスしたくなった。



しかし首がない以上、キスなんて出来ない。



だから私は、その首の代わりに狐の石像の口元に、キスをした。







________その直後、私は狐の石像に吸い込まれた。






NEXT?ーーーーー→

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設定タグ:おそ松さん , 妖怪松 , おそ松
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パープルキャット - この作品を書いてくださりありがとうございます!嬉しい限りです! (2019年4月7日 18時) (レス) id: 4351e9dc27 (このIDを非表示/違反報告)
ももまつ(カラ松girl)(プロフ) - おそ松兄さん、マジ兄さん///しかもさっきから涙がとまらない!感動!神作品を作ってくれてありがとー!(T∀T) (2019年4月6日 21時) (レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
速度推しLOVE - すごい!ちゃんと伏線も張ってるし、繋がってるのが本当にすげー!((語彙力 (2019年3月29日 1時) (レス) id: c0238e4829 (このIDを非表示/違反報告)
侑珠松 - 待ってまじで泣いてる(`;ω;´)良い話すぎる( 。゚Д゚。)めっちゃ好き (2019年3月27日 1時) (レス) id: a591845407 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに - 待って……マジで最高過ぎる…。この話大好き!!! (2019年3月26日 5時) (レス) id: a4bba7989b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:P子先生 | 作成日時:2017年4月16日 13時

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