▼ 噂 ページ18
「おはようございます!」
今日も出勤。
頭の怪我も、まだ包帯外せないけど痛みがなくなるまでには回復した。
氷室「Good morning!
もう、頭の傷は大丈夫なのかい?」
「はい!!おかげさまで、元気です!」
伊月「よかった。
今度、傷の具合を見せてな?良かったら包帯外すから」
「了解です!!」
宮地「最近、こっちに回ってくるようなお宮寸前の事件は無いし……。
前に言ってた、噂のことでも話すわ」
「!!」
そしてまた、重苦しい雰囲気に。
*宮地 side*
んー、そうだな。何から話したらいいんだ?
…昔、八課で追っていた事件があったんだ。放火魔の。
結構凶悪な放火魔で、家の中に人が居ようと関係なしに火をつけるヤツ。
勿論、俺等はムカついてた。何人も死人が出てんだから。
森山は、あまりにも単純すぎる手口と少なすぎる情報のせいで
プロファイリングも捗らず、次から次へと出てしまう死人。
伊月は、どんどん運ばれてくる焼死体の
解剖をしろだなんて無茶言われて疲労困憊。
笠松や虹村、俺、氷室、高尾も皆で血眼になって犯人特定を急いでた。
ある日。
森山の血のにじむような努力の甲斐あって、初めて放火魔の事件が起きてから1か月後
漸く犯人像を割り出す事が出来た。
そして、次に狙う場所も。
俺等は、急いでその場所に急行した。
案の定、放火魔と思われるやつが来て火をつけようとしたところで逮捕。
放火魔は、まさかの男子高校生だった。何処にでもいるような、ごく普通の。
ソイツの取り調べは、俺達が担当することになった。
だがソイツは、まったく口を割らなかった。
何を聞いても、何を言っても無表情で黙って何処か虚ろな目をしてた。
あまりに終点の合わない瞳だったんで、伊月に頼んで診てもらったけど
精神的にも特に異常はなかったらしい。
……こりゃ、駄目だな。
そう思って諦めかけてたその時。
『復讐したかった』
ソイツがポツリと呟いた。
そのまま、今までのあの姿勢は何処へやらと言わんばかりにベラベラと話し始めた。
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まにゃみ(プロフ) - すごい...凄すぎますよ!!!事件などもリアルで...ホームズちゃんのキャラとかも好きです!私も硝子さんみたいなすごい小説かけるようになれたらなぁ…硝子さんは私の憧れです! (2016年11月23日 14時) (レス) id: 00e5fa046c (このIDを非表示/違反報告)
luna(プロフ) - 図書室ではなく図室室になってますよ (2016年11月19日 21時) (レス) id: 805c679c69 (このIDを非表示/違反報告)
もちもちほっぺ(プロフ) - 透明 硝子。さん» めっちゃ凄いです!、、、私もホームズちゃんみたいな頭の良さ欲しい、、(´・ω・`)ショボーン (2016年11月6日 15時) (レス) id: 28f995afcf (このIDを非表示/違反報告)
透明 硝子。(プロフ) - ‡setokano★黄瀬灰崎愛し隊No.0‡さん» わあああああ!!毎回コメントありがとうございます(*´∀`*)!!そして再びミス……申し訳ない!指摘ありがとうございます!!!修正いたしました!!また、説明がわかりやすいと言っていただけて良かったです!(ノ*'ω'*)ノ更新頑張ります!! (2016年11月6日 13時) (レス) id: 2cdeca8909 (このIDを非表示/違反報告)
‡setokano★黄瀬灰崎愛し隊No.0‡(プロフ) - 本編じゃないんですけど、続編とツイッターのお知らせの所、またハチケイがケイハチになってます! (2016年11月6日 13時) (携帯から) (レス) id: 20e66ae414 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:透明 硝子。 | 作成日時:2016年8月19日 15時