警視庁捜査第八課の新米刑事ちゃんの名推理。 【 黒バス 】

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日向「お前!大丈夫なのか!?」




「えと、何がですか!?」



黄瀬「多分、八課に異動になった事っスよ。
ほら、八課ってあまりいい噂聞かないじゃないっスか!!」




「えっ、そうなの?」




さっきの会議で、なんかおかしいなとは思ったけど


良い噂聞かないって………






日向「おま……マジかよ。


知らずにホイホイと八課に異動したのか?!」




「だから、噂って何ですか?」




日向「噂っつーのはな…『日向達、早く行くぞー』!


悪い、また今度だ」



黄瀬「ごめんね、Aっち!!」




「あ、うん……」





噂……よくない噂って、何なんだろう。







八課の人に聞いたらわかるかな。






…よし、ラボへ戻ろう。



.



.



.





「ただ今戻りました!!」




宮地「おー。おかえりー……ん、虹村たちは?」



「一課の人に呼ばれてました」



森山「一課、なぁ……」



「あの」



伊月「ん?」







私は、どうしても聞きたかったことを聞いた。







「八課って、どういう噂があるんですか?」







その言葉を発した途端、ラボにいた全員の時が止まったかのように



シーンと静まり返った。







皆、俯いたり唇をかんでいたりと






ただならぬ雰囲気を感じたのは確かだった。







.






-黄瀬 side-





黄瀬「日向先パイ、いいんスか?Aっちのコト」




日向「心配に決まってんだろダァホ。


……でも、アイツの事だし多分もうラボに戻って聞いてんじゃねーのか」




黄瀬「大丈夫かなぁ…」





もし、噂をあの人たちから聞いて
『一課に戻りたい』って言ったら………。




正直、オレも八課の噂については疑問を持ってるっス。




何度か、捜査で八課の皆とは会うんスけど……そこまで酷いとは思わない。
確かに変わり者揃いで自由人だっていうのは否定しないっス。




でも、だからって……




黄瀬「あることないこと広めるのは間違いっスよ…」



日向「黄瀬、あることないことっつーのはちょっとアレだぞ」



黄瀬「え?それってどういう事っスか?」



日向「今の八課のメンバーは全員二代目だ」



黄瀬「二代、目……?」



日向「っと。そろそろマジで準備しねーとやべえぞ、警部に怒られる」



黄瀬「はいっス………」




二代目って、どういう事なんだろう。




……まさか、八課が出来たのって結構前…?

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