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。+。第四十五話。+。 サスケ is my friend!! ページ48

貴女side



「・・ちゃん、Aちゃん!」


『ほっふぇ?!』






頬をベシベシと叩かれて起きてみると、苦笑いした猿飛様の姿。






『・・私、気絶してました?』


「うん、してたしてた。凄い顔してたよ。

涙出しながら白目向いてグッタリしてた・・プッ、クククッ・・」


『あっちゃァ〜・・一番恥ずかしいパティ―ンだ・・』







問うと、彼は思い出し笑いをした。



・・白目って、恥ずすぎんだろォォォ!!



カァァっと顔が熱く紅くなって、私は俯いた。


すると、猿飛様は私の顔をクイッと上に向かせた。







「・・ねえAちゃん。見てみて」


『え?・・って、すっげェェェェえ!!!』







“見てみて”、そう言われて丘の端まで行って そーっと見てみると、桜舞う活気のある甲斐の城下。

風が吹いて気持ちよくて、綺麗だった。


目を輝かせてると、猿飛様はフッと笑って話だした。







「・・綺麗だし、気持ち良い所でしょ?」


『そりゃもう!』




「・・俺さ、この場所 真田の旦那にもお館様にも・・誰にも教えてないんだよね。

忍は汚れ仕事が多くて どんどん心も汚れていくんだ。

だけど、ここに居ると忍だってこと忘れて スゲェ落ち着くんだ」




『ってことは、猿飛様にとってココは大切な場所・・?』




「まあ、そうなるかな。

正直に言うとAちゃんのこと疑っていたんだ。

いきなり伊達軍に転がり込むなんて、どんな奴だと思ってたけど・・


優しくて真っ直ぐな人だった。


いきなり説教されて驚いたけど・・」




『いや、本当すんません!』



「・・嬉しかったよ。“私たちと同じ人間だ!!”って言われて。

・・・ここに連れて行きたいと思った」








照れたように笑いながら言った彼に何故か切なく思った。


・・なんか、儚くて消えちゃいそう・・。







「こんな心が温かくなったの久しぶりだった。

・・こんな感情初めてだ・・。


ねえ、Aちゃん」




『は、はい?』



「俺とさ・・友達、になってくれない?」








照れているのか小さな声で言って、私はニッコリ笑って手を差し出した。







『勿論!!・・“佐助の第一号のトモダチ”だよ!!』


「・・ありがと、“友達第一号のA”」








言うと、驚いた後に私の手を握って 握手してくれた。

。+。第四十六話。+。 動物と佐助と鬼ごっこじゃァァァ!!→←。+。第四十四話。+。 説教・・って、飛んでるぅぅ?!あはははは!!



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黄猫(プロフ) - 4やりました!もうですね、政宗イケメンでしょ!?の繰り返しでしたよwあぁ、政宗になら犯さr((頑張ってください! (2014年3月3日 22時) (レス) id: b94bb2560a (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴンボール大好き(プロフ) - 面白い! 超面白い!!読めば読むほど続きが気になる!!!  (2014年1月25日 16時) (レス) id: 11ed21ec52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cocoa x他1人 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/mosako  
作成日時:2014年1月19日 16時

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