。＋。第三十一話。＋。 この人を早く・・早く殺して下さい・・！ ページ34
政宗side
「Ｈｅｙ，花実」
「あら、政宗様。どうなさいました？」
「Aの姿が見当たらないんだが、知ってるか？」
「いえ、私も知りませぬ。きっとお部屋に居るのでは？」
「・・だな」
「私も一緒に参りまする」
「ＯＫ」
俺は特に用は無いが、小十郎と一緒にAを探していた。
花実に聞くと、“知らない”と言ったため、俺は三人でAの部屋に向かった。
＊＊＊
部屋の前まで来ると、中からバタバタと音がして、皆で苦笑いした。
「Ｈｅｙ！A！気分転換に俺と・・・」
でかい声で そう言いながら戸を開けると、そこにはミミに首を絞められているAの姿。
「Aさん！！・・姉上ッ！！」
「「Aッ！！」」
「・・政宗様、お待ちください。今この糞虫を片付けますので・・。そうしたら、私と貴方様は、すぐに祝言をあげられまする・・」
『くぅっ・・かはッ・・！！』
言いながら、より強く首を絞めた女にブチっときて、俺は奴を蹴り飛ばした。
「意味分かんねェこと言ってんじゃねェ！！・・A、大丈夫か？」
『げっ、ゲホッ・・！がはっ・・！・・まさ、むね・・さん・・・』
意識が定まらないAを抱き上げた。
・・この女・・・！！
「姉上！何て事を・・！」
「・・お前は自分が何をしたのか分かってんだろうな・・？」
「・・政宗様が好きなのに・・私だけに優しかった、私だけ見てた・・。
・・・それなのに、この女が来てからは、全く私だけを見てくれなかった・・。
・・許さない、貴方は私だけのモノ・・」
ぶつぶつと呟きながら ほくそ笑んだ女にゾッとして、俺はギュッとAを抱き寄せた。
「・・小十郎、この女を牢にぶち込んでおけ。・・後で打ち首にする」
「・・はっ。・・花実悪ィな」
「・・いえ、この人を早く・・早く殺して下さい・・」
いつも穏やかな花実からは考えられない程、その顔は怒りに満ちていて、涙をポロポロと流していた。
「おら、立て！！」
「・・私の、モノ・・」
気味が悪い女を小十郎に任せた後、俺はAの顔を覗き込んだ。
「A！！」
「Aさん！！」
『ゲホッ・・ゲッ・・政宗、さん・・花実ちゃ・・っ・・くっ、ふえェッ・・』
「「？！」」
Aは呟くと、涙を流し始めたのだった。
。＋。第三十二話。＋。 傷つけた代償。→←。＋。第三十話。＋。 私にそんな趣味は・・って、誰か help me！！
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黄猫(プロフ) - 4やりました！もうですね、政宗イケメンでしょ！？の繰り返しでしたよｗあぁ、政宗になら犯さｒ（（頑張ってください！ (2014年3月3日 22時) (
レス) id: b94bb2560a (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴンボール大好き(プロフ) - 面白い！ 超面白い！！読めば読むほど続きが気になる！！！ (2014年1月25日 16時) (レス) id: 11ed21ec52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cocoa x他1人 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/mosako
作成日時：2014年1月19日 16時
