【戦国ＢＡＳＡＲＡ】奥州に舞い降りたお馬鹿さん

。＋。第二十四話。＋。　リンチ＝イジメって知ってますかァァ？！ ページ27

貴女side


私は・・否、私たちは こじゅさん(政宗さん)に見つかって説教されて、今は雪の上で正座の罰を受けている。



・・なんだよ！政宗さんが私を騙してイラついたから、遊んでただけなのに！！







『うっ・・何でこんな目に・・！！』


「まあまあ」


『まあまあじゃねェェ！！お前ら 私を真っ先に見捨てただろうがァァ！！！』


「それは、その・・なァ？」


『そのって何だコラァァ！！・・ケッ、どの道 お前らも こじゅさんにシバかれてたしな！！』


「そりゃあ、Aさんも同じですぜ」


『・・そうなんだよねェェェ。はァァァ・・』







盛大に溜息をつくと、四人が困ったような顔で私を見た。







全「・・逃げちまって、本ッッ当に すいやせんでしたァァ！！」


『ん、もう別にいいよ。・・っていうか、良直のリーゼントが雪に刺さってるぅぅ！！あははははは！！』


「本当だ！あっはっはっはっは！！」


「ゆ、雪が乗って重いィィ！！」


全「『ぎゃははははは！！』」


『っは〜・・笑いすぎてお腹痛いよ・・』


？「・・・そりゃあ、良かったな」


『んェ？一体誰が・・・』







四人じゃない男の声がして、振り返ると・・・・






『こっ、こじゅさんんん？！』


「てめェら、黙って正座もできねェのかァァ！！

今、政宗様は政務をなされてるんだぞ！少しは静かにしろ！！」


全「『うィっす・・』」


「Ｈｅｙ！小十郎！うるせェぞ！！」


「ま、政宗様！！申し訳ございませぬ！！」







私たちは こじゅさんに叱られてショボンとしてると、政宗さんが来て、私たちを見るなり溜息をついた。


・・なんだよ？！文句あんなら言えやァァァ！！！






「んな、捨てられた犬みてェな顔すんじゃねェ。・・・政務飽きたし、お前らの相手してやるよ」


『よっし！それじゃ雪合戦じゃァァァ！！』


全「機嫌直るの早ッ！！」


「Ｈａ！！・・俺に勝てると思ってんのか？」


『さあ？・・でも、こっちには四人がいる・・って、何で皆政宗さんに付いてんのォォ？！』


「いや〜筆頭に手ェだせませんよ」


『裏切り者めェェェ！！！』


「A、Ａre you ready？？」


「覚悟はできてんだろうな？」




『・・こっ、このドＳ野郎共がァァァ！！！！』






私は男六人に べしゃべしゃっと雪を投げられて、その場に倒れた。



・・やり返してやらァァァ！！



・・・その日は、日が暮れるまで雪合戦をしたのだった。

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