‐夕暮れSong‐うた☆プリ

ツンデレCat ページ7

数分無言の時間が続いた


猫ちゃんは満足そうにお昼寝している


この猫ちゃんは七海さんのこと好きなんだなぁ


「あの、この子の名前なんて言うんですか?」


少し話がしたくて聴いてみる


春歌「クップルって言うんですよ〜」


ニコニコの笑顔で質問に答えてくれた


「クップルか.....クップルー」


小さな声で名前を呼びながら背中を撫でる


私に撫でられているのに気づいたのかにゃぁっと鳴いた


寝ぼけてるのかな?よく分からないけど

のびーっとしてから七海さんの膝の上を降りて私の膝の上に乗って眠った


「あはは....可愛いなぁ」

クップルの背中を撫でながら微笑む

ふと隣を見ると驚いた表情の七海さんがいた

春「私以外に懐かなかったのに....なにがあったんでしょう」


不思議そうな顔で....


「そうなんですか?でも寝ぼけているだけでしょう」


だと思います


うん

春「そうなのかな?...でも幸せそうな顔...」


クップルが七海さんのこと大好きな理由がわかった気がする..


笑顔がすごく優しくて...暖かい...


「いい御主人様に出逢えてよかったね」


ほわっと微笑みクップルに話しかけた


するとクップルの目がうっすらと開いて私の微笑んでいる顔を確認すると


目を見開いて私を見つめた


「え....どうしたの?」


猫ちゃんだから話せないけど人間みたいな反応


春歌「驚いてますね...」


でも...かわいい


っと、今考えたら私たちは迷子....


授業はあともうちょっとで始まる


「一旦ここからでませんか?もう少しで授業が始まっちゃう....」


現実を突きつけられたかのようにはっとした顔をする七海さん


春歌「そうでした....どうしましょう..」


クップルを抱き上げて七海さんに渡した


「まずクップル抱いててくださいなんとか私が道を探します」


そうして複雑な道を進みだした

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