松野家の次男は狙われている件について。【おそ松さん×七つの大罪】 (ページ26)

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第２４話　（過去編　おそ松ｓｉｄｅ）ページ26

そんなある日の事・・・

カラ松「東郷さん！一緒に遊ぼう！」

東郷「何をして遊ぶんだ？」

カラ松が東郷さんを誘っている所を俺は見ていた。

カラ松「そうだな・・・」

カラ松は東郷さんの問いに考え込み始めた。

東郷「じゃあ・・・俺の秘密基地を教えてやる」

東郷さんはカラ松にそう言うと、

カラ松は「秘密基地！？行きたい！！」とキラキラした目でそう言った。

ここ最近の東郷さんとカラ松の距離があまりにも近過ぎる事に俺は気付いていた。

この前だって、チョロ松が東郷さんにお風呂入ろうと誘っても断っていた癖に・・・

カラ松の時は「良いぜ」と言って全く断らなかった。

他にも母さんが買い物に行ってくれと頼まれた時だって、

なぜか東郷さんはカラ松と一緒に行きたいと言っていた。

どう考えてもおかし過ぎる・・・

そう思いながら俺は今日から東郷さんを監視することにした。

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監視をし始めてから４日後・・・

カラ松が風邪になり、一人で客室で寝込んでいた。

俺は母さんに頼まれて氷袋と汗を拭くタオルを持って客室に入ろうとした時だった。

偶々、襖が少しだけ空いていたのでそこから覗いたら・・・

おそ松「・・・！！」

寝込んでいるカラ松の口にキスをしていた東郷さんだった。

俺は驚き、慌てて氷袋を落としてしまった。

落した音に気付いた東郷さんはこっちを向いた。

俺は慌ててその場から立ち去った。

無我夢中で走り、気付いた時は公園に居た。

おそ松(まさか・・・東郷さんって・・・カラ松の事が・・・)

そう思っていた。

おそ松(いやいやいや・・・そんな訳がない・・・！)

慌てて否定する様に首を振ったが・・・

おそ松(なら・・・何で・・・東郷さんはカラ松に・・・キスをしたんだ・・・？)

そこが疑問だった。

おそ松(とにかく・・・東郷さんがカラ松を狙っている事は分かった・・・

　カラ松を守らないと・・・だって・・・一番のお兄ちゃんだから・・・)

初めてカラ松を守ると決意したのである。