【おそ松さん】こいつ、『一応』俺らの妹！part2

プレミアムライブチケット4 ページ12

「あー、楽しかったー！！」

「だね！
グッズもいっぱい買ったし！」

「Aは、買いすぎでしょ……」

「どっかの誰かさんたちと違ってバイトしてますから」

「うっ……」

「あからさまに凹まないでよ」





ライブもおわり、チョロ松兄さんと帰宅中


プレミアムライブなだけあって、素晴らしかった


いや、いつでも素晴らしいんだけど



そんな風に今日のライブについてふり返っていた時だった





「A」

「ん？」




突然、チョロ松兄さんが立ち止り

さっきとは、違う表情だった




「今日は、本当にありがとう」

「どうしたの？
急に改まっちゃって」

「なんやかんやいつもAには、助けてもらってばっかりだし」

「まぁ、確かにそうだけど……」

「正直、僕なんか頼りないかもしれないけど……
で、でも……！
これでも一応、Aのお兄ちゃんなんだから！
もっと頼っていいんだよ？」

「え？」

「バイトが忙しいのもわかるけど……
でも！
疲れたときは、無理して笑わなくていいと思う！」

「なんで……それを……？」

「Aが電話してるのが聞こえて……」



きっとチョロ松兄さんが言ってる内容は、昨日のことだ


遅くまで、働いてきたのにも関わらず

家で頼まれたことを全て行ってて


『疲れた』という話を友達に話していた




その話を聞いて、きっと心配してくれたんだと思う

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