【えいがのおそ松さん】君の心に触れたくて【一松】

episode*1 ページ1

赤塚高校第66期生同窓会。



「久しぶり、元気にしてた？」

「うん！なんか雰囲気変わったね〜！」

「えっそうかなあ？」



にぎわいを見せる同窓会の会場。

久しぶりに高校時代の同級生と接することができて、充実した時間が過ごせている。

(…でも、ちょっと疲れちゃったな)

もともとコミュニケーションをとる事が得意な方ではないため、人一倍疲れが出てきている。
…どこか隅で、少し一人になろう。
そう思い、片手にカクテルを持ったままそそくさと端の方へ向かった。




.





みんなの死角になるであろう場所を見つけ、ここなら大丈夫かな？と足を止める。
足も疲れちゃったし座り込んじゃおうか、と下を見ると先客が。
こんなとこに来るなんて、一体誰だろうと顔を覗くと、





「……え…一松くん？」



そこには、私の甘くて苦い青春のど真ん中にいた───今も心の隅にい続けている、彼の姿があった。

episode*2(一松side)→

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