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相談。 ページ9

『・・い、石田君?』

「・・・・・・・。」

『・・・・生きてる?』

「・・・・・・・。」

『・・・・いしだくーん』

「・・・・・・。」

『・・・色々あったみたいですね』

「・・・・貴様に何が分かる・・。」

やっと返事をしてくれた。

『色々話に乗ってあげますから』

「黙れ、不愉快だ。去れ。」

『いや、そこまで言わんでも・・』

「・・・ふん」

言い返したり追い出す気力がないのか、机に顎を乗せて再びボーッとしてしまった。

私も何も言えなくなり、沈黙が続く。

やっぱり、話しかけないほうがいいかな・・。
そう思い、帰ろうと席を離れようとすると、石田君の口が動いた。

「・・貴様は、あいつの友人だったな・・。」

『うーん、友人というか何というか・・。まぁ友人よりは上ですよ。』

「・・・いくつか、教えてくれないか。」

『なんなりと。』

まさか石田君から話しかけられると思わなかった。ここは真面目に答えてあげよう。どんとこいや!

「あいつの名前は・・何だ・・?」

『おやまぁ、名前も知らなかったの?』

「・・・あぁ。」

申し訳なさそうに目線を下げる石田君。
いつもなら「黙れ、さっさと私の質問に答えろ」とでも言いそうだったが、意外だった。

『あの子の名前は環。塩谷環って言うんだよ。』

「・・・そうか。」

再び流れる沈黙。

「・・もう一つ、いいか。」

『どうぞどうぞ』

「半蔵と環は・・その、付き合っているのか・・?」

『・・へ?』

付き、合ってる?

「・・あの二人が先ほど仲睦まじく話していた。貴様も見ただろう?」

あの、環と服部君が?服部君はともかくあの環が?

『ふふっ・・・あはははははッッ!!!』

気がついたら、私は大笑いしていた。

-続け-

恋愛事なんてこの小説に合わんよ・・。→←どうしようもない



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ニマ(プロフ) - おもしろいのに…最新頑張ってください!! (2016年8月13日 22時) (レス) id: 3174b68823 (このIDを非表示/違反報告)
noizu - 続きが気になります更新頑張って下さい (2015年5月2日 19時) (レス) id: 522ea41974 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:塩蕎麦。 | 作成日時:2014年11月12日 23時

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