すれ違いも何とやら。 ページ7
一時限目は数学だった。
石田君は、ノートを取ってはいるが、説明のところでは真美をガン見していた。
『うおっ・・・』
一体環と石田君の間に何があったんだ
二時限目は竹中先生の古文だった。
やはり先生が石田君の崇拝している豊臣先生の親友、竹中先生だけあって真剣に授業を聞いていた。
しかし、ちょくちょく環をチラチラ見ている。
『うおぉ・・』
本当に何があったの
その後、授業は続いたが、
石田君は環のことを見ている時間のほうが多いことが判明した。
昼休み、それを環に伝えると
「うっそ!?」
『いや、マジ。・・本当に何があったの』
「うーん・・・。」
パンをくわえながら考え込む環。そしてそれを見ている石田君。
てか、石田君席動かないって・・。隣なんですけど・・
いつもはさっさと屋上やらどっかに行ってしまう石田君が、今日は・・その・・隣ェ・・。
なのでコソコソとしか話せない。
「昨日、探しものを手伝ったくらいかな」
『石田君の?』
『そうそう』
それだ・・思い切りそれじゃねぇか・・・!!!
私は頭を抱えた。
すると
「・・・おい。」
『お、服部君。どうかした?』
「!!」
旅行の件以来、少し話す機会が増えた服部君がやってきた。
環は顔が真っ赤になる。・・ヤッパリネー
「・・いや、塩谷に用があってな。」
「え、な、なに」
「今日の放課後、国語の資料室へ来い。」
そう言うと、服部君は去っていった。
「ちょ、や、やば、やばいよ・・服部君に・・あわわわわあああ」
『落ち着け。』
「よ、用事って何だろうね・・!!嬉しい・・!!」
「!!!」
『・・おぉ・・・。』
環が顔を赤らめてそう言うと、
石田君は酷く傷ついたような顔をしていた。
(気持ちのすれ違い。)
-続け-
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ニマ(プロフ) - おもしろいのに…最新頑張ってください!! (2016年8月13日 22時) (レス) id: 3174b68823 (このIDを非表示/違反報告)
noizu - 続きが気になります更新頑張って下さい (2015年5月2日 19時) (レス) id: 522ea41974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:塩蕎麦。 | 作成日時:2014年11月12日 23時