【戦国BASARA】どうやら私の青春は間違っているようです。-第２章-

落ち着けよジョニー ページ15

あの出来事から、環は服部君と少し仲良くなったらしい。

休み時間、すっごく嬉しそうに報告してきた環。そう言ってスキップしながらトイレに向かった。

まぁ私としては嬉しいけどね？恋愛がまた一つ近づいたんだから。

でもね、問題はこっちなんだよ。

「う、うぐ・・ッ！！うぐぅ・・ッ！！秀吉様ァ、秀吉様ァ・・！！」

『・・落ち着けよジョニー・・・。』

私の目の前で血涙を流し、秀吉様秀吉様と呟きながら嗚咽を漏らす石田君。怖いよ。

『昨日、あんなフラグイベントが立っちゃったんだから仕方ねぇだろ』

「しかし・・！！もしそれであの二人が付き合ってしまったとしたｒ『それはない』

「何故だ、何故断言出来るッッ！！」

『だって休み時間ずっと話してるわけじゃないし。今回だけじゃん。それに話してる内容も昨日の本についてだったりさ。全然リア充の会話じゃない』

「そう見えてリア充かもしれないッッ！！！！あぁぁぁああぁぁぁああああッッ！！！！」

『もうお前面倒臭ぇよ！！落ち着けっつってんだろ！！！そしてその顔でリア充と叫ぶな！！！』

その顔でリア充って叫ばれると色々カオスなんだよ！！

泣き叫ぶジョニーを宥めるのに、休み時間と授業が数時間潰れた。

これほどまで席が隣なのを恨んだ日はなかった。

許すまじジョニー。

-続け-

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