まふまふの幼馴染のTwitter

うらたさんと ページ40

｢うらたさんうらたさん｣

｢はいはい｣

今日は雪音ことAと約束をしていたデートの日

｢うらたさんは甘い物禁止でしたよね？｣

｢うん？｣

｢なので甘さ控えめスイーツのお店調べました！｣

これは多分褒めてもらいたくて言ってるやつ

｢あー、はいはいえらいえらい｣

わざと投げやりに返せば拗ねたような表情になる

｢棒読み……
絶対思ってないやつですよね？｣

｢思ってる思ってる
俺のために態々しらべてくれてありがとな｣

そう言ってそんなに身長に差のないこいつの頭を撫でてやれば、途端に機嫌が良くなった

可愛いやつでしょ？

｢……やりたくてやったことなので
とにかく行きましょう｣

｢ずっとここにいるのもなんだしな
最初はどこ行く？｣

｢とりあえずカフェに行きませんか？
個室もあるらしいですよ｣

｢じゃあそこに行くか｣

｢はやく行きましょう！
結構人気なお店らしいのですぐに混んじゃうみたいです｣

｢それじゃあ、急がないとな｣
〜〜〜〜〜〜〜〜
Aの言うカフェに入るとちょうど個室が空いたらしくそこに案内された

メニューを眺めてあれこれ考えた結果、結局2人ともパンケーキを頼んだ

｢お待たせ致しました
ご注文のパンケーキです
ごゆっくりどうぞ｣

店員さんが運んできたパンケーキを見て、ふとそういえば…と思い出した

｢あ、そうだ
A、俺あれやりたい
“彼氏・彼女とデートなうに使ってもいいよ”ってやつ｣

でもこいつの場合…

｢……炎上怖いから嫌です｣

だよなぁ

｢しないから
ほら、俺にパンケーキ(それ)食べさせるみたいにして｣

｢…じゃあ、後でうらたさんも何かしてくださいね？｣

｢わかったわかった
一緒にツイートしような｣

そう言えば渋々と言った感じでこちらにパンケーキを差し出してきたので写真を撮った

｢はい、もう食べていいぞ｣

｢ひぇぇ、炎上怖い……｣

こいつ、まだ言うか……

まぁ、大人気歌い手のまふまふの幼馴染ってだけで1部の、いわゆる信者とかそういう部類の人間に恨まれてたりしてそうだしな

そう考えるとこいつが過度に炎上を気にする理由もわかる気がする

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