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夜行性【灰谷蘭】 ページ9

「ぎゅーってして」





就寝前の彼は彼女に甘えていた





「うん。いいよ」





リクエストに応えた彼女は要望通り彼を抱きしめた





「ちゅーして」





抱擁(ほうよう)の次は接吻(せっぷん)をねだった





「…っ…んッ……」





彼女は自ら彼に口付けを落とした





その際に少しリップ音を立てて吐息を零した





「ん。Aありがとう」





満足した彼は自分からも彼女にキスをした





「別にいいよ」





彼女は微笑みながら返事をした





「蘭が甘えてくるとか…珍しいこともあるんだね」





彼女曰く、彼が率先して甘えてくるのは(まれ)だった





「オレだってAに甘えたい時くらいあるよ」





普段はクールな彼でも彼女に甘えたい時くらいはあった





「Aといっぱいイチャラブしたい」





本音を彼女に告げた





「オレのコト…いっぱい甘やかして?」





あざとく放った彼のセリフは彼女の心を揺さぶった





「……っ…そんな、うるうるした()で言われたら…断れないよ」





彼女は普段とは違う彼のギャップに弱かった





「私も疲れてるから蘭で充電する……」





そう言って彼に抱きついた





彼らは外面ではクールな美形カップルで、人を寄せつけない独特な雰囲気を放っていた





だが2人の世界に入ると、微笑ましい雰囲気に包まれていてイメージがガラッと変わった





ベッドの上で仲良く戯れた後…





2人はベッドに入り横になって就寝の体勢になった





「なぁ…。A」





彼女を後ろから抱きしめている彼は寝る前に声をかけた





「ん?なに?」





背を向けている彼女は声だけ返事をした





「蘭ちゃんえっちしたくなっちゃった」





彼は突然、突拍子もないことを放った





「シよっ?」





そのまま夜の営みのお誘いを持ちかけた





「………Aちゃんは疲れてるからえっちしません」





疲労な彼女は断固拒否した





「なんで疲れてる時に…疲れるコトしなきゃなんないの」





今の彼女はその気ではなかった





彼とする行為は体力が消耗するのが目に見えていたので潔く断った





「さすがにえっちはしないよ」





先ほどたくさん要望を聞いた彼女は今すぐにでも眠りにつきたかった





「オレはA抱きしめた時からずっとムラムラしてンだよ」





彼は背後から彼女の腰辺りを撫でながら言った

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設定タグ:東京卍リベンジャーズ , 愛され , 甘々   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:おりたん | 作成日時:2022年11月13日 21時

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