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「ふふっ…。ありがとうね」





自分が好きな物を共感して喜んでくれる彼に対して、彼女は自然と笑みが零れた





「今日の口紅は…竜胆がプレゼントしてくれたものをつけるよ」





リップクリームを塗って唇専用の美容液を塗った後に彼女は口紅を取り出した





「おー。この前買ったやつか」





男性から女性に口紅を贈る意味は…





"唇を吸ってみたい"という意味が込められていた





「よしっ…!お化粧できたよ」





口紅を丁寧に塗った後は、軽くグロスをつけて顔全体にキープミストを振りかけてメイクを完成させた





「なぁ。A」





今まで傍らで見守っていた彼はメイクを終えた彼女に声をかけた





「キスしたくなったから…してもいいか?」





「えっ?いいけど……口紅、つくよ…?」





誘いに対してはすぐに承諾したが、塗りたてなので色が移ることを心配していた





「構わねェよ」





そう言って彼は彼女の顎をすくってそのまま口付けを落とした





「…っ…んッ……」





最初は触れ合うだけのキスだったが、彼はすぐに唇を割って彼女の舌を絡めとった





「っは……んっ、…っ……」





彼に求められて深い口付けをされている彼女は、上手く呼吸をしようと必死だった





「……んッ…ぁっ…、っ…!」





彼はあっという間にディープキスへと発展させて彼女の胸の膨らみに手をかけた





そっと撫でたかと思うとブラウスの上からゆっくり優しく揉みしだいた





「なぁ。ここにもキスさせて」





彼女の鎖骨に唇を這わせた彼はそのままキスマークを施した





「…っ…んぁッ……!」





少しの痛みと快感が同時に押し寄せた彼女は身を悶えた





「……っ…りんどっ…口紅、ついてる……」





彼女は彼の口元を指をさして指摘した





「あっ。ホントだ」





彼はすぐに鏡台で自分の現状を確認した





「オレたちおそろいだな」





そう告げた彼は恍惚とした表情を浮かべていた





「……色気がヤバいんだけど」





彼の独特な色気に彼女は目眩がしそうだった





「これ以上シテやってもよかったけど、今はおあずけな」





忘れかけているが彼らは出かける前だった





「んぅ…いじわるっ……」





彼に性格が悪いと言って彼女は涙目で睨んだ





「帰ったら可愛がってやるから」





そう言って彼女の頭を優しく撫でた





宣言通り彼は





帰宅後に…





彼女を可愛がる予定でいた

夜行性【灰谷蘭】→←口紅【灰谷竜胆】



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設定タグ:東京卍リベンジャーズ , 愛され , 甘々   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:おりたん | 作成日時:2022年11月13日 21時

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