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「ねみぃ……」
「態々ついてくる必要はないだろう。様子を見てくるのは俺だけで十分だと思うが」
「2人いた方がいいだろ。歴史修正主義者が来るかもしれないし」
厚の言葉に薬研は確かに、と返事をした。そして上を見上げ、武装探偵社屋に明かりが灯っていることを確認し、そっと中に入る。
短刀は隠密行動を得意とする。これくらい朝飯前だ。
「……薬研、会議室だ」
無言で頷き、扉に耳を当てる。中からボソボソと話し声が聞こえてきた。
「彼の……島崎Aたちは何者なんでしょうか? 他の人たちもとても怪しいですし」
「常に殺気立ってるっていうか……なンだろうねェ。国木田、何か判ったことはあるのかい?」
「いえ、今は特に……」
「そんな皆に朗報! 鶴丸国永、これはとある刀の名前だよ!」
「刀の名前? ということは偽名か何かでしょうか」
「……なあ薬研」
厚が神妙な顔つきで薬研を見た。
「これ、まずいんじゃねぇか?」
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織川(プロフ) - カティさん» ありがとうございます!こちらでもよろしくお願いします! (2018年3月27日 12時) (レス) id: f371f8209b (このIDを非表示/違反報告)
カティ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2018年3月25日 18時) (レス) id: 0319e8dbc2 (このIDを非表示/違反報告)
織川(プロフ) - ななこさん» ありがとうございます!更新がんばりますね……! (2018年3月22日 20時) (レス) id: f371f8209b (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - 続編おめでとうございます!新着確認したら見つけたのですぐに飛んできました!更新頑張ってください! (2018年3月22日 20時) (レス) id: d4cba68423 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:織川 | 作成日時:2018年3月22日 20時