夜に貴方が文豪達の部屋に行くと…？ 【文豪ストレイドッグス】

19種類の結果パターン

太「君の今日の結果だよ。…どんな結末になろうが、君の招いた事だからね。」 - 2024年4月27日

今宵のお相手は、マフィアの武闘派組織の二丁拳銃使い、赤髪のあのお方です！！





『うーーーッ！！！！！(怒)』


ポートマフィア、YOUです。只今非常に不機嫌であります。




立原くんが触ってくれません。


えぇ。お察しの通り少し前からそういう関係にはなったものの、抱き締めること以外はしてくれないんです。


しかもそれをしたのも二週間ほど前が最後。


善し、こうなったら『あの』作戦を実践してみるしか無さそうです。






.
『…お邪魔するよ立原くん｡』



「おうYOUか？何だ何だこんな夜更けに女が一人で。危ねェだろうが。」


そう云って私の額を小突く彼。



鈍感な癖に、こうやって気遣ってくれる優しい処が嫌い。



『…立原くん、は、私の事には余り興味は無いみたいだね。』


そう云い乍ら彼の脚に跨る。

向かい合うような形になり、少し緊張するが、此処で怖じ気付いちゃ駄目。


「YOU！？おい、急に如何したんだよ！？ちょ、降りろって！！？」


立原くんの云う事なんか聞かないよ。


彼の言葉を無視して私は続ける。



『だって、立原くんは、ぎゅーしかしてくれない。私は、立原くんが、好きなのに、立原くんは、私に触ってくれないじゃない。』



__________私って、魅力無いかな？





やば。自分で云ってて悲しくなってきた。
そんなの分かりきってるじゃないか。自分に色気もへったくれも無い事くらい。



違う。こんな事で彼を困らせたい訳じゃないのに。

上手く言えなくてぽろぽろと零れてく涙。
耐えられずに立原くんから降りようとした、瞬間。


「…済まねェ。我慢させてたな。」


そんな台詞と共に、傾く躰。

え、と反射で出た声は彼の唇によって呑み込まれ。


「俺さ、一回手ェ出しちゃったらよ、止まんなくなる気がしてよ。
…けど、それが逆にお前を傷つけてたンならもう遠慮しねェ。」




今から、喰わせろ。


そんな事を云う彼に私の思考は固まるばかり。



『え、え？てっきり私に興味無いんだとばかり、』




「逆だ莫迦。云っとくけどなァ？



お前、が誘ったんだからな。」



いやいやいや！！ちょっと待ってくださいよ、！！

私はそこまでして欲しいとは云って無い！

…なんて、通じる訳が無くて、





.
(で、人の脚に跨るっつーのは誰の教えだ？)


(いや、あの、広津さんに相談したらそれはそれは楽しそうに教えてくださって…)





クッキー様、りん様、ありがとうございました！！

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