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教えて、七海先生! ページ7

あー、もう嫌だな怖い。
先生の笑顔が怖すぎるんですよ。シバかれそうで。
「A、覚悟しといてね〜♪僕がきちんとシバくから」
早速フラグ回収されたぁー!
いや、回収しちゃダメだけど!!
どうやったらこの人にしばかれる覚悟が出来るんですかね。教えてくれ誰か。
神様、最強にシバかれるっていう拷問はこの世にいりませんよ。
というか、本当になんで私だけなんだろ。贔屓だ。
『…よろしくお願いします』
「OK!…んじゃ、始めようか」
…まあ、やるからにはやらないとな。怖いけど。
プルルルルルル
ふと、そんな音が聞こえた。
先生のポケットからだ。
「A、ちょっとごめん。外れるよ」
先生はそれだけ言うと、校舎の方へ向かった。
けれど、30秒もすると先生は戻ってきた。
「ごめーん、A。僕、任務入っちゃったから抜けるね〜」
メンゴっ!と言いながら先生は何処かへ行った。
本当に申し訳ないって思ってんかな。
というか先生の拷問から開放されたのはいいけど、体術の相手いなくなっちった。
どうしよ。
…あ、そういう事ですか。
後ろから一瞬の視線を感じて、私はそちらへと振り向く。
…やっぱり。
「Aさん。私が相手をします」
七海先生に頼れと言うことですか。うーん、これはこれで怖い。
…でも、やるからにはやらないと。
少なくとも、五条先生よりはマシだ。
『ありがとうございます。手加減は無しでお願いします』
「生徒に手加減をするような教師なんていませんよ」
さすが七海先生。真面目オブ真面目だ。
誰かさんに言ったら「えー?どうしようかなー?」とか言いそうだし。誰とは言わんけど。
「おー?なんか面白そうなことしてんな」
「しゃけ」
「A、頑張れよー」
なぜか2年生の先輩方が来た。まあこれはこれで嬉しい。
悠仁達も見てる。なんか恥ずかしいな。
私は自分の竹刀を胸の前に掲げた。
『よろしくお願いします』

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作者名:紗由紀 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/sayukinopurofu/  
作成日時:2022年4月29日 21時

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