魔法少女【オリジナル】 (ページ6)

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「「「っは？」」」

唖然としている3人

目の前にはピンクピンクとした女の子

何が起こっているのか分からない

「君たちは帰りな」

そう聞こえた

目が覚める

自分の部屋自分のベッド

目に入る日常

夢にしては鮮明に覚えている記憶

困惑した状況には

とりあえず登校しなくちゃ

という考えくらいしか出てこなかった

もしかしたら2人もこうなっているかも

2人は記憶にないかも

夢だったかも

そもそもあんなことなかったかも

急に頭が一杯になる

「おはよ」

「ん、おはよう」

「………はよ」

あんな状態で元気に出きるわけない

2人も覚えているんだと分かったが

だからなんだとなるだけだ

テンションがやけに低いからか

他の生徒や先生から心配を受ける

でもそれでいつも通りになるほど

3人は強くない

このままだと駄目だと分かっていても

何も上手くいかない

そんな調子でやっと昼食休み

3人は1ヶ所に集まった

「単刀直入に言う。
昨日の山でのこと憶えてるか」

「勿論」

「まぁ、うん…」

「化物みたいなの、いたよな」

「そうだな」

「はい…」

「女の子も、いたよな。
なんなら俺ら、助けられた…よな？」

「そういうことになるな」

「…ハイ」

矢葉兎の背中が小さくなっていく

2人はそれに気づいていた

「なんで矢葉兎はそんな縮こまってンの」

「…だって、
俺が誘わなきゃあんなことには……」

「俺は、
別に誰が誘おうが恨むつもりはないから」

「なんなら俺もっかい見に行ってみたいわ」

「…ごめん…なんか、ありがとな」

「こっちとしてもお前が元気ないのはな」

「そんなんで生徒会出きるわけないし」

これだと何も解決しないと

心治己が話題をそらす

「そういや今日の期末テストできたか？
この後もあるけど」

「…」

「………」

二人は顔を反らした

「…馬鹿じゃん」

「いやっ、採点したら分からないし」

「心治己だってもしかしたらもしかするし」

「はいはい、
言い訳は要らないから復習しようなー」

「「……ﾊｲ」」

なんとなく

いつも通りだって思えるようになった

何故急に戻ってきたのか

あの声は

あの女の子は

あの怪物はなんだったのか

何も分からないが

それでいいかもしれない

それがいつもだから